新舞踊
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新舞踊（しんぶよう）とは、大正期に坪内逍遥・小山内薫らがおこした新舞踊運動によってできた日本舞踊のジャンルである。新舞踊運動によって、舞踊家の”振付をし、演じる”というスタンスが確立。役者や振付師などのお師匠さんたちが、独自に公演をするようになった。
最近では、演歌に振り付けた歌謡舞踊も盛んに行われている。
[編集] 素踊
素踊（すおどり）という踊り方も、新舞踊から始まった。衣装・かつらをつけず、男性は紋付の着物に袴、女性は紋付の着物に帯を後見帯という結び方で結び「前割れ」というかつらをかぶって踊る。「前割れ」は「かつら下地」・「楽屋銀杏」・「はわせ」とも言い、前髪を真中で分けた結い方で、昔はかつらを冠る際に自分の髪をこのように結った。つまり素とは、衣裳、かつらなどの拵えをする前のかたちという言う意味。演出を一切省いて身体表現だけで見せるため、舞踊家の腕そのものが問われる。
[編集] 歌謡舞踊
歌謡舞踊（かようぶよう）：BGM（バックグランドミュージック）に”歌謡曲”や”演歌”を使い、その曲に各新舞踊流派の家元が独自の振り付けをつけ舞台で踊る舞踊。現代では歌謡舞踊とは一般的には呼ばれず『新舞踊』、『新日本舞踊』、『創作舞踊』と呼ばれている事が多い。
流派は様々にありその数も多いが、全国に点在していて正式な登録がされている訳ではないので具体的な流派数は不明だが、流派名を名乗っている流派、また、サークル、同好会など入れれば相当数にのぼるようであるが全体数の把握は出来ていない。歌舞伎舞踊の流派の中にも歌謡舞踊を行う所が結構多い。
[編集] 外部リンク
URL:http://www.geocities.jp/sinbuyou/ （新舞踊の紹介”新舞踊の世界”）で一部新舞踊の流派や個人の紹介をしている。
