振り子打法
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振り子打法(ふりこだほう) とは、野球においての特殊な打撃フォームの一つ。
投手側の足を高くあげ、投球動作にタイミングを合わせて体を投手側にスライドさせ、踏み込みスイングする。
体重移動を最大限に利用して打つため、腕力の無い打者でも打球を遠くに飛ばせるという利点がある（それゆえに基本的に腕力のある打者はこの打法を用いない）。ただし、大きいモーションゆえに内角攻めに弱いという弱点がある。
イチロー（マリナーズ）は日本球界（オリックス）在籍時にこのフォームだった。内角攻め（即ち弱点）を克服するためオープンスタンスの振り子打法に改造していた時期もある。そして、メジャー移籍直前の2000年には振り子打法をやめてほとんど足を上げないすり足打法に切り替えた。メジャーではツーシームなど打者の手元で変化するボールが多用されており、それに対応するためと思われる。メジャー移籍後は、あまり体重移動の無い新フォームを採用していたものの、2004年後半より、再び足を上げるフォームに変えており、現在のそれは振り子に近いものになっている。
その他、坪井智哉（元・日本ハム）、川崎宗則（ソフトバンク）、福浦和也（ロッテ）らが振り子打法を使う。
