悲情城市
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悲情城市 | |
監督 | 侯孝賢(ホウ・シャオシェン) |
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製作 | 邱復生(チュウ・フウション) |
脚本 | 呉念真(ウー・ニェンチェン) 朱天文(ジュー・ティエンウェン) |
出演者 | 梁朝偉 李天祿 陳松勇 高捷 陳淑芳 |
音楽 | 立川直樹 張弘毅(チャン・ホンイー) |
撮影 | 陳懐恩(チェン・ホァイエン) |
編集 | 廖慶松 |
配給 | フランス映画社 |
公開 | 1989年 1990年 |
上映時間 | 約159分 |
製作国 | 台湾 |
言語 | 台湾語、北京語、日本語 |
allcinema | |
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悲情城市(ひじょうじょうし、A City of Sadness)は台湾映画のタイトル。
[編集] 概要
昭和天皇の玉音放送による日本の統治時代の終わりから、中華民国が台北に遷都するまでが描かれている。公開当時は台湾の戒厳令解除から僅か2年後であり、台湾内で二・二八事件が公に語られることは多くはなかった。舞台となった九份は、この作品の成功によって台湾でも指折りの観光名所となった。
トニー・レオンは台湾語が話せなかったため、聴覚障害者の役(文清)になったといわれる。
侯孝賢の後作『戯夢人生』(1993年) では、この作品の直前の時代にあたる、日本の支配の始まりから終わりまでが語られている。
[編集] キャスト
- 李天祿 リー・ティエンルー (林阿祿)
- 陳松勇 チェン・ソンユン (林文雄)
- 高捷 ジャック・カオ (林文良)
- 梁朝偉 トニー・レオン (林文清)
- 陳淑芳 チェン・シュウファン (美黛)
- 黄・如 (阿雪)
- 張嘉年 ケニー・チャン (阿嘉)
- 辛樹芬 シン・シューフェン (呉寛美)
- 呉義芳 ウー・イーファン (呉寛榮)
- 詹宏志 チャン・ホンジー (林先生)
- 中村育代 (小川静子)
- 長谷川太郎 (小川校長)
- 雷鳴 (上海ボス)
- 林照雄 (阿城)
[編集] 授賞歴
- 1989年 ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞
- 1989年 台湾金馬奨 最優秀監督賞、主演男優賞
- 1990 インディペンデント・スピリット賞 外国映画賞