悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲

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悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
ジャンル	探索型アクションゲーム
対応機種	プレイステーションセガサターン
開発元	コナミコンピュータエンタテイメント東京
発売元	コナミ
人数	1人用
メディア	CD-ROM
発売日	日本 PS版:1997年 3月20日日本 SS版:1998年 6月25日北米: 1997年 10月2日欧州: 1997年 11月1日
対象年齢	CERO: 12歳以上(PS one Books版) ESRB: Teen

■テンプレート（■ノート）

『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』（あくまじょうドラキュラエックスげっかのやそうきょく）は、コナミコンピュータエンタテインメント東京が開発した探索型アクションゲーム。ファンの間では略して「月下」と呼ばれている。1997年 3月20日にプレイステーション用ソフトとして発売され、翌年にはセガサターンへも移植された。しかし、セガサターン版は敵やアイテムの種類が追加されており、マップも一部追加されている。さらに、プレイステーション版にも初期ロット版と改良版があり、改良版は初期ロット版に不足していたイベント等が追加されているが、この2つに大きな違いはない。北米および欧州ではプレイステーション版のみ発売された。

この作品が発表される以前まで、悪魔城ドラキュラシリーズは多面型だった。シリーズ初の探索型だったこの作品は、新しいファンを生んだものの、探索型支持派と多面型支持派にファンを分けてしまった。ゲーム自体の評価は高いものの、探索方法やセーブシステムがスーパーファミコン作品である『スーパーメトロイド』に酷似している事から、ゲームシステムのオリジナリティに関しては否定的な声もある。

PCエンジン SUPER CD-ROM²用ソフトとして発売された『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の続編にあたり、物語は同作の5年後という設定になっている。

[編集] 主な登場キャラクター

アルカード・・・主人公。ドラキュラ伯爵と人間の母の間に生まれた混血児。悪魔城の復活により、永遠に続くはずだった眠りから覚めてしまう。フルネームはアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ。
リヒター・ベルモンド・・・5年前に伯爵を倒した最強のヴァンパイアハンター。謎の失踪を遂げる。
マリア・ラーネッド・・・動物を操ることが出来る少女。リヒターを探すために悪魔城に入城する。
図書館の主・・・蔵書庫で商売をしている。
渡し守・・・地下水路の案内人。
リサ・・・魔女裁判で処刑されたアルカードの母。
敵キャラ
- デス・・・伯爵の腹心としてアルカードの邪魔をする死神。
- ドッペルゲンガー・・・アルカードの姿を真似る悪魔。
- サキュバス・・・アルカードをだまそうとする夢の中の悪魔。
- ドラキュラ伯爵・・・ベルモンド一族と死闘を繰り広げてきた悪魔城元城主。5年前、リヒターに倒された。アルカードの実父。フルネームはドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ。
- ガラモス・・・悪魔城城主の座を狙う魔神で、底知れずの体力を持つ。1万年計画で魔王の座を画策。
- シャフト・・・悪魔城を復活させた闇の神官。

[編集] ゲーム特徴

フィールド: RPG的な要素が多いため、一度通過したエリアも繰り返し訪れる事が出来る。また、特定の条件下・装備でないと入ることの出来ないエリアも数多く存在。通過済みを示す青枠部分の割合=クリア率となる。このクリア率によってエンディングがほんのわずかだが変化する。
ダメージ: 一律の攻撃力では無く、アルカードの装備・レベル・能力状態により変化。
武器: ナイフから重器まで幅広い。消費型の武器や成長する武器もいくつか存在する。また両手でないと扱えない武器もあり、それらを装備すると盾が使えなくなってしまう。
防具: 盾・衣服（鎧）・帽子（兜）・マント。防御力以外にも、特定の能力を上昇させるアイテムが存在。
装飾品: 2つまで装備できる。指輪など。能力上昇やイベント攻略で活用される。
魔導器: 活用するとさまざまな効果が得られる。ゲームクリアに絶対必要なものも多い。
変身: 特定の魔導器を入手すると霧、蝙蝠、狼に変身することができる。これによって行動範囲が広まる。変身中はMPを消費する。
使い魔: 特定の魔導器を入手すると使い魔を呼べるようになる。使い魔も経験値を獲得することによって成長する。7種類の使い魔が存在するがただし一度に複数の使い魔を召還することはできない。
必殺技: 特定のコマンドを入力することによって必殺技を使うことができる。ただしMPを消費する。
回復アイテム: HPやMPを回復する。飲食物から薬まで数多く存在。特に飲食物は40種類以上あり、ピーナッツから悪魔城おなじみのマンガ肉までシリーズ最多の品数を誇る。
その他アイテム: 移動手段やおまけ要素が満載。

[編集] 爺の部屋

蔵書庫の一室に執事である爺の部屋があり、爺がアルカードの様々な手助けとなってくれる。

物品購入: 装備品・アイテムなどを販売。買える品物はゲームが進むにつれて増えていく。
宝石売却: フィールドで得た宝石をお金と交換してくれる。
戦術指南: ボスキャラの攻略手順を紹介。稀に処理の同期が取れずに死ぬ事がある。
怪物図鑑: 全敵キャラの図鑑。これまでに倒したキャラ・ボスキャラのみ表示される。コメントも秀逸。
自由会話: 全出演者が一言ずつコメント。クリア後のみ。

[編集] アナザープレイ

クリアデータがある状態で、ニューゲーム時のネームエントリーにて特定の名前を入力すると、サブキャラや特殊条件でのプレイが可能である。以下の3種類がある。

「RICHTER」と入れると、リヒター・ベルモンドでプレイできる。攻撃パターンが少ないため難易度が高いが、熟練すればアルカードでプレイするよりも短時間でエンディングに到達することができる。
特定の名前を入れると、LCKが99になり他のパラメータが0となる。またゲームスタート時からアイテム「ラピス・ラズリ」を所持している。
特定の名前を入れると、ゲームスタート時からアイテム「アックスアーマーの鎧」を持っている。