徳川斉彊
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徳川 斉彊（とくがわ なりかつ、1820年6月8日（文政3年4月28日）－1849年3月24日（嘉永2年3月1日））は、紀伊国紀州藩の第12代藩主。父は第11代将軍・徳川家斉（斉彊は二十一男）。母は吉江左門の娘・本性院。正室は豊子（観如院）。側室は斎藤平九郎や南条権之丞の娘。
当初水戸徳川家の養子になる話もあったが、水戸藩士の猛反対にあって失敗。1827年、御三卿のひとつである清水家を継いだ。1846年、兄で紀州藩主であった徳川斉順が死去したため、その養嗣子として後を継いだ。しかし、落雷で和歌山城の天守閣が焼失するなど、治世は多難を極めた。1849年3月1日（同年3月27日とも言われている）に30歳の若さで死去し、跡は亡兄斉順の子で後に第14代将軍となった徳川慶福が継いだ。
[編集] 経歴
- 1820年（文政3）4月28日、誕生。幼名：恒之丞
- 1827年（文政10）10月15日、江戸城内清水館に定住し、同家の家督相続。 11月15日、10万石賜る。
- 1834年（天保5）、元服し、将軍徳川家斉の諱を一字賜り、斉彊と名乗る。従三位に叙し、左近衛権中将兼宮内卿に任官。
- 1837年（天保8）8月28日、参議に補任。
- 1846年（弘化3）閏5月、紀伊国紀州徳川家の家督を相続し、12代紀州藩主となる。 8月27日、従二位に昇叙し、権大納言に転任。
- 1849年（嘉永2）3月27日、薨去。享年30歳。 法名：憲章院殿二品前亜相至徳道光大居士
