帝国石油
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帝国石油株式会社（ていこくせきゆ、英文名称：Teikoku Oil Co., Ltd.）は石油、天然ガスの採掘・精製・販売までを行う会社。本社は東京都渋谷区。
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[編集] 概要
1941年に各社の石油鉱業部門を一元化し、石油資源の開発促進・振興を図る目的の帝国石油株式会社法に基づく半官半民の国策会社として設立。翌年に日本石油（現・新日本石油）、日本鉱業（現・ジャパンエナジー）ら4社の石油鉱業部門を統合する。1950年帝国石油株式会社法廃止により民営化。
2006年に国際石油開発と経営統合し、持株会社国際石油開発帝石ホールディングスの完全子会社となった現在でも新日本石油・ジャパンエナジーの両社が国際石油開発帝石HDの大株主として名前を連ねている。
1949年に八橋油田を発見。1973年、磐城沖ガス田を発見。1979年に南長岡ガス田 (片貝ガス田) を発見。日本国外ではベネズエラ・エジプト・コンゴ・アルジェリア等で油田・ガス田の開発を行っている。
2005年10月にはリビア東部でのガダメス鉱区を南北2箇所落札し、同所ににて採掘が始った。
日本と中国が排他的経済水域をめぐり争っている東シナ海ガス田問題で、1969年にから試掘出願をしていたが保留にされ、出願から35年後の2005年7月14日に試掘権が付与された。
[編集] 持ち株会社
- 2005年 11月5日 国際石油開発と共同株式移転契約締結。
- 2006年 3月28日 国際石油開発帝石ホールディングスの完全子会社化のため上場廃止。
- 2006年 4月3日 国際石油開発帝石ホールディングス株式会社を設立。
[編集] 鉱業所
[編集] 天然ガス
[編集] ガス田
- 南長岡ガス田（片貝ガス田） 新潟県長岡市
- 越路原プラント
- 1984年9月より稼働、ガス処理能力は日本最大級の日量190万Nm3。
- 越路原プラント
- 電力自由化により新規参入が可能になった為、特定規模電気事業者向けに越路原プラント隣接地に、出力約5万5千kWコンバインドサイクル火力発電所を建設し、2006年から営業運転を開始。
- 親沢プラント
- 1994年10月に稼働、ガス処理能力は日量166万Nm3。
- 親沢プラント
[編集] 天然ガスパイプライン拡張事業
- 2002年10月10日 帝国石油株式会社、東京ガス株式会社及び静岡ガス株式会社の3社でパイプライン接続を決定。静岡県御殿場市で3社のガス管が繋がる計画。
- 2003年10月22日 東京ガス株式会社及び静岡ガス株式会社と共同出資で南富士パイプライン株式会社を設立
[編集] 製油所
[編集] エピソード
鉱業所などがあり、繋がりの深い新潟市には、帝石が自社用に設けた道路や橋梁が後に寄附され、公共に供されたケースがいくつかある。
- 帝石がパイプラインの維持管理のため信濃川に架橋した橋「帝石橋」は後に市に寄附され、その後県道に指定された。現在は架け替えられ、平成大橋となっている。
- 国道402号の同市五十嵐二ノ町～文京町の区間は、帝石が天然ガス井とパイプラインの開発を行うために建設したもので、後に県に寄附された。現在もこの区間は「産業道路」の通称で呼ばれている。
[編集] 外部リンク
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