尾崎翠
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尾崎 翠（おさき みどり、1896年12月20日- 1971年7月8日 ）は、小説家。鳥取県岩美郡出身｡ 作家活動は短かったが、今なお斬新さを失わぬ彼女の作品は、近年になり再評価が進んでいる。
目次 |
[編集] 略歴
岩井温泉に生まれ､父は教員､母は寺の娘であった。13歳の時､父が急死。
1914年､小学校の代用教員となり、『文章世界』への投稿を始める。
1919年、日本女子大学国文科に入学、翌年、「新潮」誌上に、処女作『無風地帯から』を発表。小説発表を大学側に咎められ、同年、大学を中退。林芙美子らと交流を深めつつ、「婦人公論」、「女人芸術」に映画評論などの投稿を続ける。
1931年、「文芸党員」に『第七官界彷徨』の一部が掲載され注目を集めるも、この頃より心身共に変調をきたし、故郷の神経科の病院にて療養を強いられる。
その後は、ほぼ断筆状態であったが、1968年、花田清輝の推奨により、文学全集『現代文学の発見』に『第七官界彷徨』が掲載される。自著の復活を喜んだ翠ではあったが、孤独な生活を貫き、1971年、二番目の作品集である『アップルパイの午後 』（薔薇十字社）刊行を前にして、肺炎により死去。享年74。
[編集] 作品
- アップルパイの午後 （ 1929年 「女人芸術」 ）
- 第七官界彷徨 （ 1931年 「新興芸術研究」）
[編集] 関連事項
- 浜野佐知監督 『第七官界彷徨ー尾崎翠を探して』（映画作品）
[編集] 外部リンク
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