大錦一徹
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大錦 一徹（おおにしき いってつ、1953年9月11日-）は新潟県佐渡郡羽茂町出身の元大相撲力士。出羽海部屋所属。本名は尾堀盛夫。身長186cm、体重150kg。最高位は東小結（1973年11月場所）。現・年寄山科。
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[編集] 来歴
中学在学時に出羽海部屋に入門し、1968年5月場所に初土俵を踏んだ。入門から丸5年たった1973年5月場所に19歳で十両に昇進した。十両を2場所で通過し、同年9月場所には新入幕を果たした。
鋭い出足で左四つになると力を発揮し、新入幕の場所から優勝争いに加わり横綱・琴櫻から金星を獲得するなど活躍。11勝4敗の好成績を残し史上初の新入幕力士三賞独占受賞を果たした。翌11月場所は最高位の小結に昇進したが、壁にぶつかり星が延びなかった。この当時、北の湖敏満・若三杉寿人・麒麟児和春・金城興福と、同じ昭和28年生まれ（麒麟児、金城は早生まれのため学年は違うが）の幕内力士がそろったので、〈花のニッパチ〉と呼ばれた。
以後は糖尿病や膝の故障もあり一時は幕下まで陥落したが、再起し1981年3月場所に再入幕を果たした。尚、幕下陥落場所に前相撲から無敗であった実業団の大物・板井圭介に初めて土をつけた。三役に復帰することは出来なかったが、横綱・大関戦に強く金星を8個獲得、引退4場所前の1987年7月場所にも双羽黒光司から金星を獲得した。
1987年9月場所を最後に十両に陥落し、1988年1月場所限りで現役を引退。年寄・山科を襲名し、出羽海部屋の部屋付きの親方として後進の指導に当たる傍ら、2003年より、協会在勤委員として中学校の同級生でもある北の湖理事長の秘書室長的役割を負っている。
[編集] 主な戦績
[編集] 三賞
- 殊勲賞 1回（1973年9月場所）
- 技能賞 1回（1973年9月場所）
- 敢闘賞 1回（1973年9月場所）
[編集] 各段優勝
- 十両優勝 3回（1973年7月場所、1977年7月場所、1980年3月場所）
- 幕下優勝 1回（1979年5月場所）
- 序二段優勝 1回（1969年3月場所）
[編集] 改名歴
- 尾堀 盛夫（おほり もりお）1968年5月場所～1973年3月場所
- 尾堀 充周（おほり みつひろ）1973年5月場所～7月場所
- 大錦 充周（おおにしき-）1973年9月場所～1977年7月場所
- 大錦 一徹（おおにしき いってつ）1977年9月場所～1988年1月場所
[編集] 年寄変遷
- 山科 盛夫（やましな）1988年1月～
