大島旅客自動車

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大島旅客自動車のバス（日産ディーゼル車）撮影：岡田港

大島旅客自動車のバス（三菱エアロバス）撮影：波浮港

大島旅客自動車は東京都大島町(伊豆大島)で路線バス･定期観光バス・貸切バスを運行している事業者である。同社は東海汽船の子会社であり、親会社からバス部門を分離した。バス共通カードの利用はできない。(東京都シルバーパスは利用可能)

[編集] 沿革

[編集] 営業所

東京都大島町元町1丁目9番地6号

[編集] 路線

基本的には元町港がターミナルの役目を果たしているが、日によって入出港地が元町港・岡田港のいずれかとなるため、三原山ラインで船便に接続のバスでは行先もその都度変わる。また、大島公園ラインでは入出港地によってダイヤも変更される。

三原山ライン
- 出港地～リス村～三原山温泉～新火口展望台～三原山頂口
大島公園ライン
- 元町港～郷土資料館入口～岡田郵便局前～岡田港～椿トンネル～大島公園
波浮港ライン
- 元町港～ぱれ・らめーる入口～火山博物館前～南高校前～波浮港～波浮見晴台～セミナー入口
元町・岡田シャトルライン（季節運行）
- 元町港～リス村～岡田港
空港ライン（航空機欠航の場合は運休）
- 元町港～大島空港

[編集] 車両

東海汽船直営バス時代から、路線車・貸切車（定期観光バスにも使用）ともに全てミドルデッカー・ハイデッカーの観光タイプの車両を使用している。これは、まず貸切車として車両を導入し、数年経ってから路線車へ格下げしているためである。このため、新車の貸切車であっても社名灯は幕式を採用しているほか、案内放送機器などが装備されている。また、路線バスに格下げされた後も、運賃箱や整理券発行機などが設置されていない車両もあり、この場合は運転士が運賃精算業務を行なう。

車両メーカーは1985年まで日産ディーゼルのみであったが、1986年以降は三菱ふそう車も導入している。車両の導入基準も影響しているが、冷房化は1979年からと、地方のバス事業者としては比較的早い。

島内は狭隘な道路も多いが、島外からの自家用車の流入がほとんどないため、道路整備はさほど進んでいない。このため、大型車両が狭隘道路を抜けるという、ファンにとって迫力が感じられるシーンはあちこちで見られる。特に波浮港の折り返し場は標準的な車両に対して大変狭く、リアオーバーハングを突き出さないと折り返しが出来ない。