増田晶文
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増田晶文(ますだまさふみ 1960年 - )は作家。大阪府出身。清風高等学校、同志社大学法学部卒。会社員生活を経て、1994年から文筆業。1998年に『果てなき渇望』によりナンバー・スポーツノンフィクション新人賞受賞。2000年に「フィリピデスの懊悩」で小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。“ひと”をテーマに、幅広い分野にわたり執筆を続ける。雑誌等への連載・寄稿多数。著書『大学は学生に何ができるか』(プレジデント社)『果てなき渇望』(草思社)、『速すぎたランナー』(小学館)など。なお「あきふみ」は間違い。正しくは「まさふみ」と読む。 04年秋には『うまい日本酒はどこにある?』(草思社)が話題に。ここでは1970年代から売り上げ、生産量とも下降を続ける日本酒業界に切り込み、地酒、大メーカー、飲食店、酒屋とあらゆる現場を見て、日本酒不振の根源を探っている。 05年の作品としては『お笑い芸人就職読本』(草思社)がある。ブームにわくお笑いの世界を「芸人」という視点から鋭く切り込んだ。中田カウスらベテラン芸人から笑い飯、麒麟、千鳥などの若手はもちろん、テレビ局、吉本興業関係者など幅く関係者にアタックし、お笑いの世界に生きることの意味と意義を探っている。これまで、ボディビル、マラソン、大学改革、日本酒、芸人と著作ごとにテーマを変えていたが、どうやら06年に発表される予定の次回作は「吉本興業」に絞っているようだ。