境トンネル
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境トンネル(さかいとんねる)は、広島県山県郡安芸太田町と廿日市市の境にある中国自動車道のトンネル。長く急勾配のある坂道(トンネル内部の勾配は約4%)の途中にあり、内部で急カーブとなっているため見通しが悪く、過去に大事故も発生している(後述)。
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[編集] 概要
※トンネル距離数はトンネル入口手前に設置された標識の記載によるもの。
[編集] 歴史
[編集] 境トンネル炎上事故
- 1988年に境トンネル内で炎上事故が発生しており、車両11台が大破して死者5名、負傷者5名を出す大惨事となった。スリップし停車したクレーン車へ、後続の車両が玉突衝突したのが原因である。その経緯から上り線のトンネル入口手前までは境トンネルであることを示す警告標識が沢山設置されており、特にトンネル入り口(上り線のみ)には「家族のために安全運転」という標識がある。
[編集] 対面通行時代の特記事項
中国自動車道が開通したばかりの頃は広島北JCT~鹿野ICの一部区間で暫定2車線で併用していた。境トンネル自体は初期の段階から4車線で通行できたものの、特に上り線の場合はトンネルを抜けた先で対面通行区間となっていたため大変見通しが悪かった。