坂道発進
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坂道発進（さかみちはっしん）は、急勾配のある道路（主に上り勾配）にて停車している自動車を発進させる行為である。
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[編集] 四輪車
坂道発進は、仮運転免許を取得する際に、技能試験や修了検定でかならず検査される課題のひとつ。上り坂にいったん車を停車し、そこから発進する。
オートマチック車の場合は、それほど難しくないが、マニュアル車の場合は、的確な操作を行わないと、後ろに下がってしまう（逆行）。マニュアル車での坂道発進における操作には、大きく分けて二種類ある。
- ハンドブレーキを引きトランスミッションを一速にした状態で、半クラッチの状態にして、ハンドブレーキを解除して、発進する。
- フットブレーキで車を止めてトランスミッションを一速にしておき、瞬時に右足をアクセルに踏み変えて、車が下がる前に半クラッチの状態にして発進する。
特に、2の発進方法を踏み替え発進と呼ぶ。マニュアル車での坂道発進を難しく感じる人も多く、運転免許を取得しようとする人がよく引っかかってしまう課題のひとつである。停止した位置から1m以上逆行してしまうと検定中止となる。 技能試験に措いては、踏み換え発進は運転技能に自信があってもあまり推奨できるものではない。自動車教習所では技能の一環として教習課程内で行うこともある。
[編集] FF車限定の裏技
FF車限定だが、極めて簡単かつ実際の路上運転で重宝する次のような裏技がある。ただし、教習中や技能試験中に行うことは許されていないので注意すること。
[編集] 自動二輪車
四輪車の場合とほぼ同じである、2005年現在では、MT車・AT車と有るが、ハンドブレーキがないので、四輪車とは若干手順が違う。
- 坂道に進入する時点で、ギアをローに戻し、クラッチを切った状態で前後輪ブレーキをかけて停車する。（後輪のみだと、検定中にギアのローに戻し忘れた場合どうしてもギアチェンジの為右足を接地しないといけないため後退する危険性がある。また右足を接地してもOKな検定項目（急制動・踏切・一本橋のスタート時）の場合と同じく後退しなくても、安全不確認と見なされ減点対象となる）
- 左足を接地し、前輪ブレーキを離し、右足のブレーキ（すなわち後輪ブレーキ）を踏んだまま安全確認後に半クラッチをつなぎ発進する。
後退の危険と、転倒の懸念もあるが、右足ブレーキ踏みながらアクセルを回せるので、四輪車よりは簡単かと思われる。
AT限定免許の場合はMT車と下記の点で異なる。
- 左足を接地し、左手のブレーキ（もしくはフットブレーキ（※基本は後輪ブレーキだが前後同時に掛かるものもある））を握りながら、安全確認後遠心クラッチをつなぎ発進する。
四輪車のATと違い「クリープ現象」が無いので注意が必要であるがさほど気にする必要性はない。
