地質コンサルタント
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地質コンサルタント（ちしつ－）とは、地質調査業を営む会社の通称、または地質を専門とする個人の技術者を言う。
会社の場合は、「地質調査業」が正式な名称である。地質調査業は登録規定に基づき国土交通省に登録された企業で、「建設事業等に関し、地質構造・基礎地盤・土又は岩の工学的性質などについて、機械器具を用いた調査・計測を行い、その結果を解析・判定し、設計・施工・管理等のために資料の提供を行い、あわせて必要な所見を述べることの請負業又は受託業」を言う。
日本標準産業分類ではサービス業に分類される。日本建設産業分類では、「サービス業」の「専門サービス業」の「土木建築サービス業」に分類される。
地質を専門とする個人の技術者については、上記の地質調査業の業務内容について、その業務を行うことのできる能力を持つ個人のことである。
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[編集] 主な業務分野
地質学・地形学・土質力学・地理学・地球物理学等の地球科学や土木工学を基礎として、以下の課題について調査・解析を行い、課題解決のためのコンサルティングを実施している。
- 社会資本整備（トンネル・橋梁・土地の造成等）
- 住環境整備
- 都市再開発
- 地盤・斜面防災（土砂災害・震災・火山災害など）
- 環境保全（地下水汚染・土壌汚染など）
- 地下構造物のメンテナンス
- 地盤図・ハザードマップの作成
- 地下資源開発・学術調査等（活断層・学術調査等）
など
[編集] 起業の歴史
測量や地質調査は、昭和30年代頃まで発注者（官公庁）が自ら行ってきた事業分野であり、これ以降、民間企業に委託されるようになった。従って、この年代に創立された企業が多い。
