国道48号
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国道48号（こくどう48ごう）は、宮城県仙台市から山形県山形市へ至る一般国道である。古い関山街道（宮城県側が作並街道）に相当する。
仙台と山形を結ぶ道路としては他に、国道286号（笹谷街道）とそれに沿う山形自動車道、今ではあまり使われない二口街道があり、48号（関山街道）は3つの経路のうちもっとも北を通る。旧二級国道110号が、1963年4月1日に一級国道に昇格した。
目次 |
[編集] 概要
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- 仙台西道路起点：宮城県仙台市青葉区立町（晩翠通り交点）
[編集] 歴史
関山峠を越えて東西に通じる道は古くから使われており、江戸時代に仙台藩は陸奥国側に宿場を置き、藩境付近に関所を置いた。しかし江戸時代には関山峠が難所で、南回りの笹谷街道の方が主であった。
明治時代にこの街道は、関山街道と呼ばれ、そのうち宮城県側が作並街道と呼ばれた。明治時代初めに山形県令になった三島通庸は、土木建設を推し進め、関山街道の整備をその重点とした。街道整備の中で最大の事業は、県境を通す関山トンネルの建設であった。1880年（明治13年）に起工し、1882年（明治15年）11月3日に落成式を挙げた。工事が終わると関山街道は山形と仙台を結ぶ主要道となり、人と馬と馬車が行きかった。仙台まで鉄道が延び、山形にまだ敷かれていない1887年（明治20年）から1901年（明治34年）の時期が最盛期だったが、山形まで鉄道が開通すると急激に衰退した。
1920年（大正9年）4月1日に、宮城県道に指定され、同年に仙台と作並温泉の間にバスが運行するようになった。自動車交通が広まりはじめたこの頃から、この道路は再び重要性を増しはじめた。
1953年に県道から国道に昇格した。国は自動車交通量の増加に対応するために道路の整備を進め、1954年に熊ヶ根橋を架けた。2車線ではあるものの、前後の道路に比べ幅が狭いため、後に老朽化対策による架け替え工事にあわせて拡幅工事が行われ、2005年秋に完成した。1968年（昭和43年）10月に今までのトンネルの北に新関山トンネルが開通したことで、両県を結ぶ自動車の往来が増え、トラックの通行が多くなった。また、仙台市郊外で住宅地が造成され、通勤者の車で渋滞が深刻になったため、愛子バイパスと仙台西道路が作られた。
- 1882年 関山街道開通
- 1920年4月1日 宮城県道に指定
- 1953年5月18日二級国道110号仙台山形線（宮城県仙台市～山形県山形市）
- 1963年4月1日 一級国道48号（宮城県仙台市～山形県山形市） -- 110号を昇格。110号は欠番に。
- 1965年4月1日 一般国道48号（宮城県仙台市～山形県山形市）
[編集] かつて指定されていた道路
[編集] 宮城県
[編集] 仙台市青葉区
- 仙台市道5214号石山竜沢線 全線 昭和41年道路改良により降格
- 仙台市道1509号折立1号線 全線 平成5年3月23日愛子バイパス開通により降格
- 仙台市道5882号下愛子原落合線 全線 平成5年3月23日愛子バイパス開通により降格
- 国道457号 落合一丁目-上愛子字北内 平成5年3月23日愛子バイパス開通により市道に降格後、平成5年4月1日国道457号の一部として指定
- 仙台市道5268号蛇台原線 全線 昭和40年7月1日仙山線の踏切を立体交差化への道路改良により降格
- 仙台市道5272号街道第2線 全線 昭和40年7月1日仙山線の踏切を立体交差化への道路改良により降格
- 仙台市道5427号白沢熊ヶ根線 全線 昭和40年3月23日熊ヶ根橋開通により降格
ウィキペディアの筆者は仙台市のかつて国道48号に指定されていた道路をすべては知りません。ご存知の方は加筆お願いいたします。
[編集] 山形県
[編集] 東根市
ウィキペディアの筆者は東根市のかつて国道48号に指定されていた道路を知りません。ご存知の方は加筆お願いいたします。
[編集] 天童市
ウィキペディアの筆者は天童市のかつて国道48号に指定されていた道路を知りません。ご存知の方は加筆お願いいたします。
[編集] 重複区間
[編集] 通過市町村
[編集] 接続路線
[編集] バイパス
[編集] 別名
- 作並街道
- 関山街道
[編集] 主な峠
- 関山峠（標高510m）：宮城県仙台市青葉区～山形県東根市
