吉田美香
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吉田 美香(よしだ みか、昭和46年(1971年)2月12日 - )は、日本の囲碁棋士。大阪府出身、関西棋院所属、水野弘士九段門下。女流本因坊連続4期など。手厚く味のよい碁ながら、大胆な着想も持つ。兄は吉田昇司八段。
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[編集] 経歴
大阪府天王寺区夕陽丘に生まれ、9歳の時に兄昇司の付き合いで、兄の同級生の父である水野弘士九段の囲碁教室に入り囲碁を覚える。1986年入段。1993年に女流本因坊戦で加藤朋子に挑戦し、2-1でタイトル獲得、関西棋院で初の女流本因坊となる。以後4連覇。関西女流囲碁トーナメント戦では、2002年第1期から4連覇。2003年に大手合で八段昇段、関西棋院で初、日本棋院を含めても3人目の女性の八段となる。
1994、96年、関西囲碁将棋記者クラブ賞受賞。1995年、NHK囲碁講座の講師。同年に大阪で開催されたアジア太平洋経済協力会議 (APEC) の特別広報委員に選ばれる。2001年に結婚。2002年に朝日新聞でエッセイ「棋士のひとりごと」を連載。性格は自称神経質、趣味は中国画。
[編集] タイトル歴
- 女流本因坊 1993-96年
- 女流鶴聖 1998年
- 関西女流囲碁トーナメント 2002-05年
[編集] その他の棋歴
- 女流鶴聖戦 準優勝 1992、1993年
- リコー杯プロペア碁選手権戦 優勝 2000年(東野弘昭とペア)
- 東京精密杯女流プロ最強戦 準優勝 2001年