原田宗資
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原田 宗資（はらだ むねすけ、天正10年（1582年）-元和9年（1623年））は、江戸時代初期の人物。仙台藩の家老で通称は原田甲斐。同じく甲斐を名乗った原田甲斐宗輔は息子。室は伊達政宗の落胤、津多 慶月院（系図上は茂庭綱元の娘）。
伊達氏家臣・桑折宗長の子に生まれたが、原田宗時が急死すると、主君伊達政宗の命で原田家を継いだ。
1600年、徳川家康より上杉景勝討伐のために領国への帰国を命じられた政宗は上杉の支配が及ばない相馬義胤領を通過して帰国をしようと試みた。だが、伊達氏と相馬氏は洞の乱以来の仇敵同士であり、しかも既に義胤には景勝や大坂の石田三成からの誘いを受けていて、政宗が相馬領を通過をすれば直ちに討ち取ろうとする計画が立てられていた。そこで、政宗は義胤に領内通過を求める使者として宗資を選び、義胤の説得を命じた。宗資は義胤やその重臣・水谷胤重と会見を持ち、説得を試みた。政宗を騙し討ちにしようという家中の議論に対しては武士としての道に反すると考えていた胤重は宗資の説得を受け入れて、義胤に政宗に領内通過を許すように進言、その結果政宗一行は無事、岩出山城へと帰還できたのである。この功績によって、後に屋代景頼失脚後にその居城であった船岡城主（三千石相当）に任じられたのである。
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