北豊島郡
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北豊島郡(きたとしまぐん)は、東京府にかつて存在した郡である。
[編集] 範囲
現在の行政区画では概ね豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区に相当する。 1889年(明治22年)5月1日現在4町15村を数えた。
- 巣鴨町・巣鴨村・高田村・長崎村(豊島区)
- 岩淵町・王子村・滝野川村(北区)
- 南千住町・日暮里村・三河島村・尾久村(荒川区)
- 板橋町・上板橋村・志村・赤塚村(板橋区)
- 下練馬村・上練馬村・中新井村・石神井村(練馬区)
[編集] 歴史
- 1878年(明治11年)郡区町村編制法施行に伴い豊嶋郡の一部をもって北豊島郡が設置された。
- 1891年(明治24年)6月15日 新座郡榑橋村、石神井村の一部及び新座郡新倉村の一部が合併して大泉村となる。(4町16村)
- 1908年(明治41年)8月8日 王子村が町制施行して王子町となる。(5町15村)
- 1913年(大正2年)7月1日 日暮里村が町制施行して日暮里町となる。(6町14村)
- 1913年(大正2年)10月1日 滝野川村が町制施行して滝野川町となる。(7町13村)
- 1918年(大正7年)7月20日 巣鴨村が町制施行して西巣鴨町となる。(8町12村)
- 1920年(大正9年)2月11日 三河島村が町制施行して三河島町となる。(9町11村)
- 1920年(大正9年)4月3日 高田村が町制施行して高田町となる。(10町10村)
- 1923年(大正12年)4月1日 尾久村が町制施行して尾久町となる。(11町9村)
- 1926年(大正15年)10月1日 長崎村が町制施行して長崎町となる。(12町8村)
- 1929年(昭和4年)4月1日 下練馬村が町制施行して練馬町となる。(13町7村)
- 1932年(昭和7年)10月1日 13町7村が東京市に編入される。(郡消滅)