前川つかさ
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安定成長期（バブル期）の1980年代中盤から、時代を先取りする形で癒しやスローライフを感じさせる漫画を発表し続けている。
[編集] 来歴
福島県田村郡三春町に生まれる。一年先輩に芥川賞作家の玄有宗久がいる。1980年代中頃、とある出版社で不採用になった帰りに、辰巳出版に原稿を持ち込む。同出版社の4コマ漫画雑誌でデビュー。1987年、「週刊モーニング」誌上にて『大東京ビンボー生活マニュアル』を連載。バブル経済まっただ中に、不思議と緩い空気を感じさせてくれた人気作品となる。
1989年、「ビッグコミックオリジナル」（後に「週刊ポスト」に掲載誌を変更）にて『票田のトラクター』を連載開始。原作は政治ジャーナリストのケニー鍋島で、政界をテーマとした政治漫画の先駆けとなる。 違法スレスレの選挙の舞台裏をリアルに描いて反響を呼び、長期にわたり人気シリーズとなる。2001年に日本テレビ系列で放送されたテレビドラマ、『レッツ・ゴー!永田町』は、この作品が原作である。
2006年には、「コミックボンボン」において『ボクのシアワセ』を連載開始。『大東京ビンボー生活マニュアル』の子供版と言うべき、古きよき日本の子供時代をテーマとした漫画である。
[編集] 作品リスト
- つかさのオラ知らねえ（1985年、桃園書房）
- 大東京ビンボー生活マニュアル（1987年、週刊モーニング、講談社）
- カクエイくん（1988年、辰巳出版）
- つかさどーる（1988年、辰巳出版）
- キャンパスびんびん物語 （1989年、双葉社）
- 票田のトラクター（1989年、ビックコミックオリジナル、週刊ポスト、小学館）ケニー鍋島原作
- 無限館よ永遠に（1990年、月刊アフタヌーン 、講談社）
- ボクの駅弁漂流記（1990年、双葉社）
- 三四郎の恋（1990年、竹書房）
- パパは新入社員（1991年、光文社）
- バクとコムギ（1991年、講談社）
- 領収書物語（1992年、講談社）
- 新・票田のトラクター（1992年、週刊ポスト、小学館）ケニー鍋島原作
- 霞ケ関のフリーメーソン（1994年、日刊アスカ、飛鳥新社）
- ラストオーダー（1999年、講談社）
- カネはなくても贅沢楽しい生活（2000年、講談社）三局A特別チーム作
- 票田のトラクター五輪見参（2001年、週刊ポスト、小学館）
- ボクのシアワセ（2006年、コミックボンボン、講談社）
