内藤弘矩
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内藤 弘矩（ないとう ひろのり、文安3年（1446年） - 明応4年2月28日（1495年3月24日））は、日本の戦国時代の武将で、周防・長門の守護大内氏の家臣。父は内藤盛世。内藤武盛は兄。内藤弘春は弟。子は内藤弘和・大内義興妻・内藤興盛妻。代々長門の守護代を務めた大内家家老内藤氏の出。
兄武盛は大内教幸の謀反に加担したため、弘矩が内藤家の当主となった。
大内政弘の代に周防守護代陶弘護とともに大内家重臣として重きをなした。1482年に弘護が宴席で吉見信頼に殺害された後には、大内家随一の重臣として権勢を振るった。
1495年、政弘の死後は若年の大内義興を補佐したが、まもなく義興に讒言する者（弘護の子の陶武護という）があり、謀反のかどで弘矩は子の弘和とともに誅殺された。
のちに弘矩が無実であることがわかったため、義興は弘矩の娘を正室に迎えるとともに、内藤家の家督を継いだ弘春の子興盛に弘矩の娘をめあわさせるなど弘矩の名誉回復と内藤家との関係修復に腐心した。讒言者の武護は死を賜ったという。
なお、先に弘護が宴席で殺害された際に下手人の信頼を弘矩がその場でただちに成敗している。また、弘護死後の陶氏の家督争いに弘矩が暗躍したともいう。
義興に嫁いだ弘矩の娘は嫡男亀童丸（のちの大内義隆）を産んでいる。
