中込伸
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中込伸（なかごみ しん、1970年2月16日 - ）は山梨県出身の元プロ野球選手である。投手。右投げ右打ち。血液型はA型。
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[編集] 来歴・人物
1987年甲府工業高校のエース投手として春のセンバツに出場。1988年に神崎工業高校・定時制に編入し、併せて阪神タイガースの練習生（公式な役職としては球団職員）として練習に参加。その年のドラフト会議1位指名で正式に阪神入団（いわゆる囲い込みドラフトである。同様の手段でプロ入りした選手として他には伊東勤や大豊泰昭が有名である）。
しかし、右ひじを痛めた影響から1990年にフランク・ジョーブ博士の執刀のもと軟骨除去手術を行う。1991年にプロ初勝利。1992年には9勝8敗・防御率2.42で、優勝争いを演じたチームの主軸投手として大活躍。だが、1994年と1995年に再び右ひじを手術。体格も100kgを越える巨体から、思い切った実力を出せず、2001年に自由契約。2002年に福岡ダイエーホークスの入団テストを受けて再起図るも不合格となり、日本球界からは現役を引退した。
その後中華職業棒球連盟（台湾のプロ野球全国リーグ）・兄弟エレファンツに入部し、投手として、また兼任コーチとして活躍し2005年で完全引退。2006年、沖縄県の社会人野球クラブ「サムライ那覇」を結成し監督兼主宰者となる。
[編集] エピソード
- 中学時代は剃り込み頭にちゃんちゃんこ、雪駄というツッパリファッションで通学していた。素行が良くなかった為高校進学が危ぶまれたが、何とか甲府工高の定時制に進学できた。（週刊ベースボールで、当時の恩師がインタビューで答えていた）
- 親分肌の性格だが、「山村宏樹を虐めて、退団に追い込んだ」と言う噂が広まっている。
- 1998年、阪神からドラフト1位指名を受けて入団し将来を期待されていた中谷仁（現・楽天）に携帯電話を投げつけ、選手生命にかかわる大怪我を負わせたのも彼という噂である(中日スポーツで実際に記載されたことがある)。
- 100㌔を超える肥満体のおかげで十分な活躍ができなかった中込だが、入団会見の時からすでにその兆候が出ていたという。このことも踏まえると、彼の存在は当時の阪神の選手管理の甘さの象徴と言える。
- チームメイトの郭李建夫とと風貌、顔がそっくりで入団当初は「実は兄弟ではないか」と話題になり、やくみつるの4コマ漫画でネタにされた事が有る。そのせいもあってか中込は「他人のような気がしない」「僕のお兄さん」と、当時は日本語も話せず、日本の生活にも慣れない郭李の面倒をよく見ていたという。故障とフォーム矯正のために投球までもが中込と見分けがつかなくなった。この2人は現在も仲がよく、中込が日本球界のトライアウトに落ちたときも郭李が台湾球界入りをアシストしたと言われる。
[編集] 背番号
- 99（1989年～1994年）
- 1（1995年～2000年）
- 55（2001年）
[編集] 日本での通算成績
- 182試合 41勝 62敗 2セーブ 防御率3.74
[編集] 関連項目
カテゴリ: 日本の野球選手 | 阪神タイガース及びその前身球団の選手 | 台湾の球団の野球選手 | 1970年生 | 山梨県出身の人物
