中山美穂
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中山美穂（なかやま みほ、本名：辻美穂、1970年3月1日 - ）は、日本の女優、歌手である。 所属事務所はビッグアップル (港区)。 東京都小金井市出身。身長158cm。体重45kg。血液型O型。愛称は「ミポリン」。
作詞をする時は北山 瑞穂（きたやま みずほ）と一咲というペンネームを使用していた時期もあった。
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[編集] 略歴
小金井市立緑中学校卒業後、東京都立北園高等学校定時制中退。中学1年生の時に原宿でスカウトされ、CMや雑誌のモデルを始める。
1985年1月、テレビドラマ『毎度おさわがせします』（TBS）でドラマデビュー。開始時は脇役であったが、ドラマの人気とともに一躍注目が集まる。
1985年6月、シングル『C』で歌手デビュー。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。1987年のブロマイド売上枚数が女性部門でトップになる。
1980年代末は、南野陽子、工藤静香、浅香唯らとともに女性アイドル四天王と呼ばれていた。女優としても「月9」ドラマなどの数々のドラマに主演し、高視聴率を記録。女優の国分佐智子や酒井美紀らは、彼女を目標にしている。歌手の華原朋美も、彼女に憧れて芸能界入りした話も有名である。
1992年10月に中山美穂&WANDS名義でリリースした「世界中の誰よりきっと」が最高位1位/183.3万枚の大ヒット。
1994年2月にリリースした「ただ泣きたくなるの」が最高位1位/104.8万枚を記録し、彼女単独名義での初ミリオンヒットとなった。
1996年11月にリリースした「未来へのプレゼント」はシンガーソングライター岡本真夜とのコラボレーション。最高位6位/40.9万枚のスマッシュヒットとなった。
2002年、6月辻仁成と結婚、2004年に長男を出産。家族でフランスに移住し育児に従事していたため、しばらく芸能活動を休止していたが、2005年6月にキリンビバレッジ「茶来」のCMで久々のテレビ出演を果たした。現在もフランスに居住し、活動は主にCMのみ。2006年3月にベストアルバムを発売。
[編集] エピソード
先述の『毎度おさわがせします』で演じた自由奔放な不良少女役でデビューし、その後もしばらくは不良っぽい役柄を演じることが多かったためか、当時は彼女自身もそういう性格だと思われがちだったが、実際は内向的な性格だったらしい。実際に「もう不良役はやりたくない」と漏らしたほどである。とは言うものの、中学校時代の卒業アルバムには、まっ茶色の頭で斜に構えたヤンキー姿を晒していた。
『毎度おさわがせします』の第一話では、当時中学生だった中山が乳首にニップレスを貼り、下着を脱いで、男性（木村一八）の布団に入り込むシーンがある。この場面は再放送では全てカットされている。ファンの間ではレアな映像と言われている。
「毎度おさわがせします」のパート1及び2のDVD化にする際、他のDVD化や権利問題の非DVD化と違い、苦労した経緯を持つ。理由は、「中山美穂がセミヌード姿になるシーン」など。中山美穂本人としては昔の汚点という意味合いで、中山美穂サイド側が難色を示し、DVD化を一切拒否していた。その後、中山美穂のセミヌード姿のシーンをカットする事で中山美穂サイド側と和解し、DVD化が決定した。
アイドル時代はやや筋肉質で、引き締まった感じの肢体が魅力的だった。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- 「C」（1985年6月21日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：萩田光雄）
- 生意気（1985年9月21日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：船山基紀）
- BE-BOP-HIGHSCHOOL（1985年12月5日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：萩田光雄）
- 色・ホワイトブレンド（1986年2月5日）（作詞・作曲：竹内まりや／編曲：清水信之）
- 竹内まりやがアルバム『REQUEST』（1987年）にてセルフカバーしている。
- クローズ・アップ（1986年5月16日）（作詞：松本隆／作曲：財津和夫／編曲：大村雅朗）
- JINGI・愛してもらいます（1986年7月15日）（作詞：松本隆／作曲：小室哲哉／編曲：大村雅朗）
- ツイてるねノッてるね（1986年8月21日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：船山基紀・大村雅朗）
- WAKU WAKUさせて（1986年11月21日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：船山基紀）
- 派手!!!（1987年3月18日）（作詞：松本隆／作曲：筒美京平／編曲：船山基紀）
- 50/50（1987年7月7日）（作詞：田口俊／作曲：小室哲哉／編曲：船山基紀）
- 小室哲哉がアルバム『Hit Factory』（1992年）にてセルフカバーしている。
- CATCH ME（1987年10月7日）（作詞・作曲・編曲：角松敏生）
- You're My Only SHININ' STAR（1988年2月17日）（作詞・作曲：角松敏生／編曲：角松敏生・大谷和夫・数原晋）
- 人魚姫（1988年7月11日）（作詞：康珍化／作曲：CINDY／編曲：Rod Antoon）
- Witches（1988年11月14日）（作詞：康珍化／作曲：CINDY／編曲：鳥山雄司）
- ROSECOLOR（1989年2月21日日）（作詞：康珍化／作曲：CINDY／編曲：鳥山雄司）
- Virgin Eyes（1989年7月12日）（作詞：吉元由美／作曲：杏里／編曲：小倉泰治）
- MIDNIGHT TAXI（1990年1月15日）（作詞・作曲：飛鳥涼／編曲：十川知司）
- セミスィートの魔法（1990年3月21日）（作詞：康珍化／作曲：CINDY／編曲：Rod Antoon・CINDY）
- 女神たちの冒険（1990年7月11日）（作詞：松井五郎／作曲・編曲：斉藤英夫）
- 愛してるっていわない!（1990年10月22日）（作詞：安藤芳彦／作曲：羽場仁志／編曲：樫原伸彦）
- これからのI LOVE YOU（1991年2月12日）（作詞：松井五郎／作曲：崎谷健次郎／編曲：ATOM・崎谷健次郎）
- Rosa（1991年7月16日）（作詞：一咲／作曲：井上ヨシマサ／編曲：ATOM）
- 遠い街のどこかで…（1991年11月1日）（作詞：渡邉美佳／作曲・編曲：中崎英也）
- Mellow（1992年4月1日）（作詞：一咲／作曲・編曲：井上ヨシマサ）
- 世界中の誰よりきっと（中山美穂＆WANDS、1992年10月28日）（作詞：上杉昇・中山美穂／作曲：織田哲郎／編曲：葉山たけし）
- WANDSがアルバム『時の扉』にて、織田哲郎がアルバム『SONGS』（共に1993年）にて、セルフカバーしている。
- 幸せになるために（1993年4月21日）（作詞：岩里祐穂・中山美穂／作曲・編曲：日向敏文）
- あなたになら…（1993年7月7日）（作詞：中山美穂／作曲・編曲：久石譲）
- ただ泣きたくなるの（1994年2月9日）（作詞：国分友里恵・中山美穂／作曲・編曲：岩本正樹）
- 国分友里恵がアルバム『憧憬』（1995年）にてセルフカバーしている。
- Sea Paradise－OLの反乱－（1994年6月8日）（作詞：中山美穂／作曲：KNACK／編曲：ATOM）
- HERO（1994年12月14日）（作詞・作曲：M.Carey・W.Afanasieff／日本語詞：中山美穂／編曲：Robbie Buchanan）
- CHEERS FOR YOU（1995年5月11日）（作詞：小竹正人・中山美穂／作曲：久保田利伸／編曲：CamusCelli・Andres Levin For C-n-A-Productions）
- Hurt to Heart～痛みの行方～（1995年7月21日）（作詞・作曲：横山敬子／編曲：Jerry Hey）
- Thinking about you～あなたの夜を包みたい～（1996年2月16日）（作詞：小竹正人／作曲：Maria／編曲：大谷和夫）
- True Romance（1996年6月7日）（作詞：小竹正人／編曲：井上ヨシマサ／編曲：溝口肇）
- 未来へのプレゼント（中山美穂 with Mayo、1996年11月1日）（作詞：岡本真夜・中山美穂／作曲：岡本真夜／編曲：十川知司）
- 岡本真夜がアルバム『Smile』（1997年）にてセルフカバーしている（「Will…未来へのプレゼント」）。
- マーチカラー（1997年6月4日）（作詞：小竹正人・中山美穂／作曲：大滝裕子／編曲：竹下欣伸）
- LOVE CLOVER（1998年4月8日）（作詞：TAKURO・中山美穂／作曲・編曲：TAKURO）
- A Place Under The Sun（1999年5月19日）（作詞：中山美穂／作曲・編曲：井上ヨシマサ）
- Adore（1999年9月16日）（作詞：小竹正人／作曲：金沢信葉／編曲：嶋田陽一）
[編集] アルバム
- 「C」（1985年8月21日）
- AFTER SCHOOL（1985年12月18日）
- SUMMER BREEZE（1986年7月21日）
- EXOTIQUE（1986年12月18日）
- ONE AND ONLY（1987年7月15日）
- CATCH THE NITE（1988年2月10日）
- Mind Game（1988年7月11日）
- Angel Hearts（1988年12月5日）
- Hide'n Seek（1989年9月5日）
- Merry Merry（1989年12月5日）
- ALL FOR YOU（1990年3月16日）
- Jeweluna（1990年7月18日）
- De eaya（1991年3月15日）
- Mellow（1992年6月10日）
- わがままな あくとれす（1993年6月23日）
- Pure White（1994年6月8日）
- Mind Blue（1995年9月30日）
- Deep Lip French（1996年6月1日）
- Groovin' Blue（1997年6月21日）
- OLIVE（1998年8月23日）
- manifesto（1999年9月16日）
[編集] ベストアルバム
- COLLECTION（1987年11月15日）
- 「C」～“CATCH ME”までの全シングルを収録したシングルコレクション。現在もなお人気の高い作品。
- Ballads（1989年3月20日）
- COLLECTION Ⅱ（1990年11月21日）
- “You're My Only Shinin' Star”～“愛してるっていわない！”までの全シングルを収録したシングルコレクション。
- MIHO'S SELECT（1991年12月14日）
- Dramatic Songs（1993年1月20日）
- Blanket Privacy（1993年11月26日）
- COLLECTION Ⅲ（1995年3月1日）
- “これからのI Love You”～“HERO”までの全シングルを収録したシングルコレクション。
- Ballads Ⅱ（1996年12月18日）
- TREASURY（1997年4月9日）
- COLLECTION Ⅳ（2006年2月1日）
- “Cheers For You”～“Adore”までの全シングルを収録したシングルコレクション。
- COMPLETE SINGLES BOX（2006年3月1日）
- デビュー曲「C」から最新シングル“Adore”までのシングル・カップリング全曲にネット配信のみでリリースされていた3曲（“STARDUST”“Lagrimas Negras”“キミがいるから”）を収録。ボーナスDVDにはリリースされていなかった1994年のライヴ映像“Pure White”が収録される。髪型がショート時代の彼女のライヴパフォーマンスを見ることができる。
[編集] 出演作品
[編集] 連続ドラマ
- 1985年 毎度おさわがせします（TBS系）
- 1985年 夏・体験物語（TBS系）
- 1986年 セーラー服反逆同盟（日本テレビ系）
- 1986年 な・ま・い・き盛り（フジテレビ系）
- 1987年 ママはアイドル（TBS系） 中山美穂（本人）役 ＊後藤久美子（義娘役）らと共演
- 1987年 おヒマなら来てよネ!（フジテレビ系）（二役）
- 1988年 若奥さまは腕まくり!（TBS系）
- 1989年 君の瞳に恋してる!（フジテレビ系）
- 1990年 卒業（TBS系） ＊織田裕二らと共演
- 1990年 すてきな片想い（フジテレビ系） ＊柳葉敏郎と共演
- 1991年 逢いたい時にあなたはいない…（フジテレビ系）
- 1992年 誰かが彼女を愛してる（フジテレビ系） 高野つばさ役
- 1994年 もしも願いが叶うなら（TBS系） 毛利未来役 ＊浜田雅功と共演
- 1995年 For You（フジテレビ系）
- 1996年 おいしい関係（フジテレビ系） ＊唐沢寿明と共演
- 1998年 眠れる森（フジテレビ系） ＊木村拓哉と共演
- 2000年 二千年の恋（フジテレビ系） 真代理得役 ＊金城武・仲間由紀恵（妹役）と共演
- 2001年 Love Story（TBS系） 須藤美咲役 ＊豊川悦司と共演
- 2002年 ホーム&アウェイ（フジテレビ系） 中森かえで役
[編集] 単発ドラマ
- 1988年 ミスマッチ（テレビ朝日系） ＊工藤静香と共演
- 1990年 世にも奇妙な物語「恐怖の手触り」（フジテレビ系）
- 1991年 いつか、サレジオ教会で（日本テレビ系 水曜グランドロマン） ＊吉田栄作と共演
- 1992年 アイシテルと描いてみた（日本テレビ系 YTVドラマシティー92）
- 1999年 ほんとうにあった怖い話 夏の訪問者(フジテレビジョン)
- 2001年 夫婦漫才（TBS系） 辻本ノブコ役
[編集] 映画
- 1985年 ビー・バップ・ハイスクール
- 1986年 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌
- 1989年 どっちにするの。（東宝）
- 1991年 波の数だけ抱きしめて（東宝）
- 1995年 Love Letter
- 1997年 東京日和（東宝）
[編集] CM
- 日立家電『Lo-D』『8ミリビデオカメラ』（1985 - 1991年）
- 資生堂『インテグレート』（1986 - 1989年）
- ロッテ『雪見だいふく』等（1987 - 1995年）
- シチズン『ライトハウス』（1988 - 1989年）
- アサヒ飲料『ティークオリティ』（1991 - 1993年）
- 日産自動車『パルサー』（1992年）
- エスエス製薬『エスタックイブ』（1992 - 1997年）
- ローソン（1994 - 1996年）
- コーセー（1996 - 2003年）
- 日産自動車『セフィーロ』（1997 - 1998年）
- NEC（1998 - 2001年）
- ロート製薬（1999年）
- ONWARD『23区』（1999 - 2002年）
- JCB（2001 - 2002年）
- キリンビバレッジ『茶来』（2005年 - ）
- マックスファクター『イリューム』（2006年 - ）
- P&G『パンテーン』（2006年 - ）
[編集] ラジオ
[編集] ゲーム
- 中山美穂のトキメキハイスクール（任天堂、ファミコンディスクシステム、1987年）
[編集] 関連項目
- 荒木陽子 映画「東京日和」で彼女をモデルにヒロインを演じた。
