一畑電車北松江線

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北松江線（きたまつえせん）は、島根県出雲市の電鉄出雲市駅から島根県松江市の松江しんじ湖温泉駅に至る一畑電車の鉄道路線。

途中、一畑口駅ではスイッチバックになっているが、かつて、一畑寺（一畑薬師）への参詣鉄道として3.3km北の一畑駅まで線路が延びていたためで、線路跡は島根県道23号斐川一畑大社線（一畑自動車道）になっている。

[編集] 路線データ

路線距離（営業キロ）：33.9km
軌間：1067mm
駅数：22駅（起終点駅含む）
複線区間：なし（全線単線）
電化区間：全線（直流1500V）
閉塞方式：自動閉塞式

[編集] 運行形態

概ね毎時1～2本の運転。松江しんじ湖温泉～電鉄出雲市間には普通列車のほか、平日夕方に松江しんじ湖温泉発電鉄出雲市行き急行が2本、電鉄出雲市発松江しんじ湖温泉行きは平日朝に通勤対策として特急「スーパーライナー」が1本運転される。

また、大社線直通列車として、松江しんじ湖温泉～出雲大社前間に急行「出雲大社号」が毎日1往復運転されるほか、平日に電鉄出雲市発出雲大社行き、出雲大社発松江しんじ湖温泉行きの普通列車が各1本ずつ運転される。

特急は2004年3月15日の改正で登場したが、1964年から1973年、1995年から1996年にも運転されていたことがある。

[編集] 歴史

1914年 4月29日出雲今市（現在の電鉄出雲市）～雲州平田間開業。
1915年 2月4日雲州平田～一畑間開業。
1927年 10月1日直流1500V電化。
1928年 4月5日小境灘（現在の一畑口）～北松江（現在の松江しんじ湖温泉）間開業。
1928年9月15日今市上町駅（現在の出雲科学館パークタウン前駅）開業。
1930年 2月2日大津町～旅伏間の鳶巣駅を廃止して川跡駅開業。
1931年2月2日大寺駅開業。
1931年11月16日武志駅開業。
1941年今市上町駅を大和紡前駅に改称。
1944年 12月10日小境灘～一畑間を営業休止。
1952年 1月15日美談駅開業。
1952年10月1日小境灘駅を一畑口駅に改称。
1957年 4月1日出雲今市駅を出雲市駅に改称
1960年 4月26日休止中の一畑口～一畑間を廃止。
1964年4月1日出雲市駅を電鉄出雲市駅に改称。古曽志駅（現在のルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅）開業。
1964年4月5日古曽志～北松江間の浜佐陀駅廃止。
1966年10月1日 CTC使用開始。
1970年10月1日北松江駅を松江温泉駅、古曽志駅を古江駅、雲州平田駅を平田市駅に改称。
1988年4月1日朝日ヶ丘駅開業。
1995年10月1日湖遊館新駅駅開業。ワンマン運転開始。
2001年 4月2日古江駅をルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅に改称。
2001年7月23日松江フォーゲルパーク駅開業。
2002年4月1日松江温泉駅を松江しんじ湖温泉駅に改称。
2002年7月20日大和紡前駅を出雲科学館パークタウン前駅に改称。
2005年 3月22日平田市駅を雲州平田駅に改称。
2006年4月1日一畑電気鉄道の持株会社移行に伴い、新設の一畑電車株式会社が鉄道事業を承継。
2006年7月17日梅雨末期の豪雨により発生した土砂崩れにより長江駅付近で2両編成の列車が脱線。

[編集] 駅一覧

●：停車、｜：通過

普通列車は省略：各駅に停車

駅名	営業キロ	急行	出雲大社号	特急	接続路線	所在地
電鉄出雲市駅	0.0	●	大社線直通	●	西日本旅客鉄道：山陰本線（出雲市駅）	島根県	出雲市
出雲科学館パークタウン前駅	0.8	●		｜
大津町駅	2.0	●		●
武志駅	4.1	｜		｜
川跡駅	4.9	●	●	●	一畑電車：大社線
大寺駅	6.4	｜	｜	｜
美談駅	7.7	｜	｜	｜
旅伏駅	9.0	｜	｜	｜
雲州平田駅	10.9	●	●	●
布崎駅	14.5	●	●	｜
湖遊館新駅駅	15.2	｜	｜	｜
園駅	15.9	｜	｜	｜
一畑口駅	17.5	●	●	●
伊野灘駅	19.4	｜	｜	｜
津ノ森駅	21.2	●	●	｜			松江市
高ノ宮駅	22.5	｜	｜	｜
松江フォーゲルパーク駅	23.8	｜	●	｜
秋鹿町駅	25.0	●	●	｜
長江駅	26.7	｜	｜	｜
朝日ヶ丘駅	28.0	●	｜	｜
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅	29.6	●	●	｜
松江しんじ湖温泉駅	33.9	●	●	●