ヴィレッジ・ピープル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ヴィレッジ・ピープル(Village People)は、アメリカの男性6人組音楽アーティストグループ。
1977年、ニューヨークで結成。1970年代後半にディスコソングを中心にヒット曲を次々生み出す。1978年に発表されたグループ最大のヒット曲「Y.M.C.A.」は、西城秀樹が1979年に青春歌謡ポップス曲「YOUNG MAN」としてカバーし日本でも大ヒット（2006年にレイザーラモンHGもカバー）。またペット・ショップ・ボーイズがカバーした「Go West」なども有名。全世界での総売上は5000万枚に達する。
ゲイ・マーケットをターゲットにして売り出され、メンバーそれぞれが、ゲイ受けを狙ったアメリカの職業等のコスプレをしている。ポップス史上、ゲイ・イメージを表面に出して音楽活動を行った最初のグループといわれる。尚、リードボーカルのヴィクター・ウィリス以外は全員ゲイであったと言われているが、真偽は定かではない。
1985年に一旦解散するも1987年に再結成され、幾度かのメンバーチェンジを行いながらも現在に至るまでライヴ活動を続けている。
目次 |
[編集] 結成
フランス人音楽プロデューサーのジャック・モラリが仕掛け人。モラリが、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジにあるゲイ・ディスコを訪れた際に、インディアンの衣装を身に着けたダンサー、フェリペ・ローズを発見。また、その周辺ではカウボーイや道路工事人のコスプレをした男達が踊っており、これを見たモラリが「ゲイの象徴的グループを作ろう」と思いついたのが始まりである。
グループ結成にあたり、モラリはまずフェリペ・ローズをスカウト。そして、ミュージカル俳優やシンガーとして既に活躍していたヴィクター・ウィリスをリードボーカルに抜擢し、その友人でシンガーのアレックス・ブレイリーもバックボーカルとして加入させた。その後、新聞に「ゲイのシンガーで、マッチョ・ルックの人求む」という広告を打ち出してオーディションを行い、その結果、デイヴィッド・ホードー、ランディ・ジョーンズ、グレン・ヒューズ（イギリスのミュージシャン、グレン・ヒューズとは別人）の3人がメンバー入りした。
初期のヴィレッジ・ピープルは、ゲイ・ディスコでの営業等を中心にアンダーグラウンド的な活動を行っていたが、ゲイ受けを狙いすぎたヴィジュアルや音楽性が裏目に出てしまい、ターゲットとしていた肝心のゲイ達からは「ゲイをパロディ化している」と受け止められ、あまり良い反応は得られなかったという。そこで、ゲイに限らず一般の人々にも受け入れられるように、ポップ路線へと変更したところ、それが功を奏し国民的スターとして大成功を収める結果となった。
[編集] メンバー
[編集] オリジナルメンバー
- ヴィクター・ウィリス（ポリスマン／1977年～1979年、1982年）
- フェリペ・ローズ（インディアン／1977年～）
- アレックス・ブレイリー（GI ／1977年～）
- デイヴィッド・ホードー（道路工事人／1977年～1981年、1987年～）
- ランディ・ジョーンズ（カウボーイ／1977年～1980年、1987年～1990年）
- グレン・ヒューズ（バイカー／1977年～1995年 ・ 2001年3月4日、肺癌のため死去。享年50歳）
[編集] 追加メンバー
- レイ・シンプソン（2代目ポリスマン／1979年～1981年、1987年～）
- マイルス・ジェイ（3代目ポリスマン／1983年～1984年）
- レイ・ステファンズ（4代目ポリスマン／1985年）
- ジェフ・オルソン（2代目カウボーイ／1980年～1985年、1991年～）
- マーク・リー（2代目道路工事人／1982年～1985年）
- エリック・アンザローン（2代目バイカー／1995年～）
[編集] 代表曲
- San Francisco（1977年）
- Macho Man（1978年）
- Y.M.C.A.（1978年）
- In The Navy（1979年）
- Go West（1979年）
- Ready For The 80's（1979年）
- Can't Stop The Music（1980年）
[編集] 外部リンク
 |
この「ヴィレッジ・ピープル」は、音楽に関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。（ポータル 音楽/ウィキプロジェクト 音楽） |
カテゴリ: アメリカのバンド | LGBTのミュージシャン | 音楽関連のスタブ
