ルー・ダイアモンド・フィリップス
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ルー・ダイアモンド・フィリップス(Lou Diamond Phillips,本名Louis Upchurch)は1962年2月17日フィリピンに生まれたフィリピン系アメリカ人であり、テレビ及び映画俳優、舞台俳優、プロデューサー、脚本家である。
母方からフィリピン、ハワイ、中国、スペインの血を受け継ぎ、父方からはアイルランド、チェロキーの血を受け継いだハリウッドでも珍しい混血の俳優。
芸名の｢ルー・ダイヤモンド｣は、第二次世界大戦で活躍したアメリカ海軍の英雄ルー・ダイヤモンド将軍にあやかったもの。彼が2歳の時に父親が急死し、母親が再婚をしたため現在のフィリップス姓になる。
ミリタリーファミリー内で生まれ育ち、テキサス州のフォートワース地区で少年時代を過ごす。幼い頃から演劇に親しんでおり、テキサス州立大学芸術学科演劇コースを卒業した後、フィルムアクターズラボでアダム・ロークに師事。演技教官・アシスタントをこなす傍ら、数々の低予算インディーズ映画、舞台、商業コマーシャルに出演。1986年の映画｢ラ・バンバ｣で一躍スターの座に。
その後｢落ちこぼれの天使たち｣｢ヤングガン1&2｣などに出演するものの、これといった主役・ヒット作に恵まれずキャリアは低迷する。 が、1996年にブロードウェイミュージカル｢王様と私｣のリバイバル公演に主役として抜擢され、同時に映画｢戦火の勇気｣に出演し、デンゼル・ワシントン、メグ・ライアンらと共演。強情な兵士役で強い印象を残した同映画で実力派俳優としての地位も確立し、ブロードウェイ公演ではトニー賞にノミネートされた。
近年はテレビ映画への出演が多くなり、著名なテレビドラマへのゲスト出演もこなすが、出演作の大部分はB級映画に占められており、キャリアは低迷ぎみである。
1991年4月、ホラー映画｢ペンタグラム｣の宣伝プロモーションで初来日。
これまで2度結婚、子供が3人いるが、2005年に協議離婚した。 現在ロサンゼルス在住。
俳優業以外にも数々の慈善事業・教育活動などへ積極的に参加している。
[編集] 主な出演作品
- ラ★バンバ La Bamba (1986)
- 落ちこぼれの天使たち Stand and Deliver (1987)
- ヤングガン Young Guns (1988)
- レネゲイズ Renegades (1989)
- ヤングガン2 Young Guns II (1990)
- 必殺処刑コップ Extreme Justice (1993)
- 戦火の勇気 Courage Under Fire (1996)
- ビッグ・ヒット The Big Hit (1998)
- ブロークダウン・パレス Brokedown Palace (1999)
- ヴァージン・ハンド Picking Up the Pieces (2000)
- 24 -TWENTY FOUR- 24 (2001-2002) シーズン1にゲスト出演
- ハリウッド的殺人事件 Hollywood Homicide (2003)
- バミューダ・トライアングル (ミニシリーズ)triangle (2005)
- Numbers～天才数学者の事件ファイル Numb3rs (2005,2006)ゲスト出演
[編集] 受賞歴
- インディペンデント・スピリット賞受賞（1987）
- ゴールデングローブ賞ノミネート（1987）
- Western Heritages賞受賞（1988）
- ヒューストン国際映画祭グランプリ受賞（1994）
- トニー賞ノミネート（1996）
- シアターワールド賞受賞（1996）
- ブロードウェイデビュー賞受賞（1996）
- Film & Television 助演男優賞受賞（1996）
- ブロックバスターエンタテイメント賞受賞（1997）
- フィリピンマガジン・エンタテイメント賞受賞（2001）
- シネマニア映画祭特別功労賞受賞（2003）
- アジアンパシフィックエンタテイメントアーツ優秀賞受賞（2006）
