ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ
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『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』は漫画家モンキー・パンチ原作の人気アニメ『ルパン三世』の毎年恒例となっているTVスペシャルのシリーズ第十八弾である。2006年9月8日に『金曜ロードショー』にて放送された。本年は例年より遅い放送となった。監督に『TV第2シリーズ』から参加している亀垣一、脚本に『ルパン三世 PartIII』から参加している柏原寛司というルパンのスペシャリストを迎えた作品。演出としては劇場映画第五作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』以来11年ぶりにフィアット500が登場している。ボディカラーはおなじみのイエローで、ナンバーもお約束の「R-33」である。銭形警部がエンジン音を聞いて「フィアットだ!」と言うシーンがある。 今回も本放送の1週間前に、この作品を漫画化した物がルパン三世officialマガジンに掲載されたが、前作が設定、結末が全く異なるものであったのに対し、今回は設定や演出に多少の相違があったものの、基本的には同じストーリーであった。
今回のTVスペシャルは主にキャラクターの設定がかなり変更されており、特に五ェ門は「強力なボケキャラになる」「携帯電話を持っている（不二子に持たされているようである）ことが判明する」など、またスペシャルではおなじみだった敵のいわゆるボスキャラとの一騎打ちシーンが無かったことも特徴であり、これまでのイメージとは全く合わないものとなった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] あらすじ
ニューヨークの競馬場売上金の強奪計画を立てたルパン。シミュレーションは完璧、後は六日後の決行日を待つだけだ。前祝だと街へ繰り出したルパンと次元。途中用事を思い出した次元と別れたルパンは、怪しい男達に追われている少女ミシェルを助けた。そして悪事を働いている父ガズ・キューイック大佐からダイヤを奪い、悪事を阻止してほしいという依頼を受ける。六日後には競馬場の金、上手くすればダイヤまで手に入るかもしれない。ルパンは六日間、ミシェルの依頼を受けボディガードをする事にした。一方次元は、かつての戦友ライアットと再会していた。今は傭兵会社で大儲けしている、かつての隊長キューイック大佐をギャフンと言わせてやろうじゃないか・・・次元はその話に乗り、売上金強奪計画までの六日間を、ライアットと過ごす事になる。また不二子は、五ェ門と共にダイヤ展示会に潜入し、アメリカ大統領が原石をオークションで落札し、研磨したダイヤ「女神の涙」を奪う計画を立てていた。奇しくもその展示会の主催者はキューイック大佐。ルパンの知らないところで、運命は大きく動こうとしていたのだった・・・
[編集] スタッフ
- 原作：モンキー・パンチ（MPワークス、ルパン三世オフィシャルマガジン刊）
- 企画：大澤雅彦（日本テレビ）、松元理人（TMS）
- プロデューサー：中谷敏夫（日本テレビ）、尾崎穏通（TMS）
- 監督：亀垣一
- 脚本プロデューサー：飯岡順一
- 脚本：柏原寛司
- 撮影監督：大坪聡
- 音楽：大野雄二
- 録音監督：加藤敏
- 音楽監督：鈴木清司
- 音響効果：糸川幸良
- 美術監督：飯島由樹子
- アシスタントプロデューサー：青木隆介
- キャラクターデザイン：平山智
- メカニックデザイン：水村良男
- 編集：佐野由里子
- 演出：小倉宏文、浅見松雄、徳本善信
- 色彩設計：山上愛子
- 制作担当：綿引圭
- エンディングテーマ「ミシェル」
- 企画制作：日本テレビ
- 製作：トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網
[編集] 声の出演
- ルパン三世：栗田貫一
- 次元大介：小林清志
- 峰不二子：増山江威子
- 石川五ェ門：井上真樹夫
- 銭形警部：納谷悟朗
- ミシェル・キューイック：伊瀬茉莉也
- ガズ・キューイック大佐：津嘉山正種
- ライアット：立木文彦
- 副社長：玄田哲章
- ダノン：秋元羊介
- ファイヤー：咲野俊介
- ジェニー：安藤麻吹
- 競馬アナウンサー：小林皓正
- トゥクトゥクの運転手：岩崎ひろし
- 僧侶：松尾まつお
- デイモン：姫野惠ニ
- コックス：斉藤瑞樹
- コリアーノ：川鍋雅樹
- フロントマン：奥田啓人
- 警官A：伊丸岡篤
- 警官B：後藤淳一
- 警官C：呉本圭宗
- マフィアA：雨宮弘樹
- マフィアB：伊牟田大
- マフィアC：皆木俊彦
- 売り子：木川絵理子
[編集] ルパンのものまね?
冒頭のホテルのシーンでは銭形警部のものまねを、そして中盤のキューイック大佐の牢獄のシーンではみのもんたのものまねを披露していた。1996年に放送されたTVスペシャル第八弾『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』でもこのようなシーンがあり、これもルパン三世の声優を担当している栗田貫一がものまねを得意とすることが要素に含まれていると思われる。
