リベロ革命!!

作者・田中モトユキの初連載作品。連載開始当初は同じく週刊少年サンデーに連載されていたバレー漫画、「健太やります!」の焼き直しとの声もあったが、画力とテンポの良さで次第に読者を引き付けていった。中でもママさんバレー編は評価が高く、それまでアタッカーだった要がリベロ転向を決意するきっかけとなった場面は作中随一の名シーンと言われている。

また、中盤以降から登場する人物は、黒木、小坂、福浦、諸積など作者がファンである千葉ロッテマリーンズに所属（もしくは当時在籍）していた選手名から取ったものが多い。

[編集] 登場人物＆チーム紹介

[編集] 青海高校

男子部は、要が入部するまでは、5年連続1回戦敗退の弱小チームだった。しかし、要が加わったことがきっかけで、後に3年生が抜けた後の新チームでは、練習内容も雰囲気もガラリと変わり、いつしか県内の強豪で高校日本一のチームでもある藤原学園に匹敵するほどの強豪に成長する。

一方、女子部は前からの強豪であるが、県内王者である多々良女子高校に幾度となく、その座を阻まれている。

幹本要（みきもとかなめ）

本作の主人公で、「打倒・藤原学園」を目指す熱血野郎。青海高校1年。中学時代はセッター対角（いわゆる「スーパーエース」というポジション）で、159cmという身長ながら、高い打点を誇る。青海高でも途中まではセッター対角として活躍するが、新チームの編成で、本人の希望によるのと、新チームのスタイルをより高く生かすために、自らリベロを希望し就くこととなる。

小沢俊彦（おざわとしひこ）

青海高校2年。ポジションはレフト。身長180cm。ニックネームはトシ。赤く染めた髪の毛が特徴で、不器用な性格。中学時代はエースだった。しかし、とある出来事で一時期バレーボールをあきらめかけていたが、要からの激により奮起する。新チームでは、要に変わりエースとなる。

羽生透（はぶとおる）

青海高校2年。ポジションはレフト。身長179cm。女好きのお調子者。当初はバレーに対してそれほど熱心ではなかったが、要の影響を受けてから急成長を遂げ、小沢と共に攻撃の中心を担う。

沖田　総一郎（おきたそういちろう）

青海高校2年。ポジションはセンター。身長184cm。一部の女生徒達からは「総サマ」と呼ばれる。自惚れ屋のナルシストだったが、要の入部以来努力する事の大切さを学び、次第に熱血キャラに変貌を遂げる。3年生退部後の新キャプテンに任命され・・・。

金子正起（かねこまさき）

青海高校3年。ポジションはセンター。身長187cm。要が入部した当時のキャプテン。高校生とは思えない老け顔で、周囲からは「オッサン」と呼ばれる。

円博士（まどかひろし）

青海高校3年。ポジションはセッター。身長175cm。ニックネームはメガネ君。要が入部した当時の副キャプテン。ジャンクフードが大好き。

宮森一馬（みやもりかずま）

青海高校1年。ポジションはセンター。188cmの長身で、性格は穏やか。「楽しくバレーができればいい」という理由で入部したが、要に触発され猛練習に励むようになる。

黒木貴志（くろきたかし）

青海高校2年。ポジションはセッター。ニックネームはタカ。攻撃的で我の強い性格。父親の仕事の都合で2年次より青海高校に編入。1年の頃はバレーの名門校・西唱高校のレギュラーだったが、ある出来事がきっかけで退部を余儀なくされる。青海高校入学後もバレーからあえて距離を置くが、要と出会い再起を決意する。