ラジ・レディ
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ラジ・レディ(Dabbala Rajagopal "Raj" Reddy、1937年6月13日 - )は、人工知能、ロボット工学、マンマシンインターフェースなどの研究で世界的に知られる研究者。インドのチェンナイ近郊の Katoor で生まれた。
1958年、アンナ大学(当時はギンディ大学)工学部を卒業後、ニューサウスウェールズ大学で土木工学の修士号を取得し、1966年にはスタンフォード大学で計算機科学の博士号を取得した。彼は、ジョン・マッカーシーの下で博士号を取得した最初の学生でもある。
1994年、レディはエドワード・ファイゲンバウムと共にチューリング賞を受賞した。受賞理由は「先駆的な大規模人工知能システムの設計と開発および、人工知能技術の実用性と潜在的価値を広く知らしめたことに対して」である。また、彼はアメリカ音響学会、IEEE、アメリカ人工知能学会のフェローにも選ばれている。また、1991年には IBM Research Ralph Gomory Visiting Scholar Award、2005年には国際人工知能会議の Donald E. Walker Distinguished Service Award と本田賞を受賞。2006年、米国科学財団からヴァネヴァー・ブッシュ賞を授与された。
レディは2006年現在、カーネギーメロン大学(CMU)の計算機科学とロボット工学の教授である。彼はCMUのロボット工学研究所、Eコマース技術研究所、ソフトウェア研究国際研究所などの設立を指揮した。
レディはビル・クリントンのための情報技術諮問委員会(PITAC)の共同議長も務め、アメリカ人工知能学会設立にも尽力した。マイクロソフトの技術諮問委員会のメンバーでもあり、3COMの取締役会のメンバーでもある。
レディは1984年、フランス大統領フランソワ・ミッテランからレジオンドヌール勲章を授与され、2001年にはインドから Padma Bhushan を授与された。
現在、レディは情報家電の普及によって情報格差をなくす運動を行っている。
彼の指導した学生の中には、卒業後に成功を収めた者が多くいる。例えば、James K. Baker(Dragon Systems社設立)、Kai-Fu Lee(グーグル・チャイナ代表)、Harry Shum(マイクロソフトリサーチアジア所長)など。