ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ

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ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ（Joseph Karl Benedikt Freiherr von Eichendorff, 1788年 3月10日 - 1857年 11月26日）は、ドイツの小説家、詩人。ラーティボル近くのルボーヴィッツ城に生まれ、青年期はハレやハイデルベルグの大学で哲学や法学を学んだ。後期ロマン主義に属する詩人。代表作は、ナポレオン戦争下に書いた「予感と現在」などである。

[編集] 生涯

アイヒェンドルフは1788年にカトリック貴族の子供として生まれ、少年期は城の周りの自然に深い愛情を注いで過ごした。13歳になるとギムナージウムに入学、その後、大学に入り哲学科などを専攻する。

大学を卒業すると彼は大学時代に興味を持った文学についてさらに知識を深めるため外国に旅行に出る。そのとき、ハインリヒ・フォン・クライストやシュレーゲルなどと知り合った。

ナポレオン戦争下では軍役につきながら書いた長編「予感と現在」を発表、ルイーゼ夫人と結婚するなどした。

晩年は文学史や詩の研究などに尽力し「ドイツ詩文学史」などを著したが、1855年ルイーゼ夫人が病死、それからすぐに彼も病気にかかり逝去した。

[編集] 作品

Ahnung und Gegenwart　予感と現在(1815年)
Aus dem Leben eines Taugenichts　のらくら者の日記(1826年)
Gedichte　詩集(1837年)
Kleinere Novellen　短編集(1841年　以下3編)
- Schloß Dürande　デュランデ城
- Die Entführung　誘拐
- Die Glücksritter　幸福な騎士