マジック (バンド)

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MAGIC
出身地	日本
活動期間	1990年～1999年
ジャンル	J-POP J-ROCK
レーベル	メルダック (1990年～1996年) トーラスレコード (1997年) バンダイ・ミュージックエンタテインメント (1998年～1999年)
メンバー	上澤津孝 Vo. 谷田部憲昭 B.
旧メンバー	山口憲一 G.(～1994年) 久米浩司 Dr.(～1994年) 炭谷貴士B.(～1991年) 高橋琢巳B.(1991年～1992年) 小阪浩人 G.(1994年～1998年) 菅井敏昭Dr.(1995年～1997年)

MAGICは日本のロカビリーバンド。ただ晩年はロカビリー色はなくなり、純粋なロックバンドへと変遷した。

目次 1 来歴 2 メンバー 2.1 第一期 2.2 第二期 2.3 第三期 2.4 第四期 3 エピソード 4 代表曲 5 ディスコグラフィー 5.1 シングル 5.1.1 第一期 5.1.2 第二期 5.1.3 第三期 5.1.4 第四期 5.2 アルバム 5.2.1 第一期 5.2.2 第二期 5.2.3 第三期 5.2.4 第四期 5.3 ベストアルバム 5.4 コラボレーションアルバム 5.5 ビデオ 5.6 DVD 6 関連項目

[編集] 来歴

1988年に上澤津孝と炭谷貴士が中心となって結成。渋谷を活動拠点とし、メジャーデビュー前からストリートライブが評判を呼び、全国ライブハウスツアーも大成功を収める。1990年に満を持してメジャーデビュー。

デビュー当時からロカビリーバンドとして『男臭さ』を前面に出し、特に富山県や石川県などロカビリー人気の高い北陸地方ではFM局でレギュラー番組を持つなど絶大な人気を誇り、コンサートでは常にSOLD OUT状態であった。

結成当初のメンバー全員がTATOOを彫るなど、かなりの気合が入ったバンドであった。

ベースの炭谷貴士が1991年に脱退後、高橋琢巳が新ベーシストとして加入し、第二期がスタート。だが高橋は1年で脱退、同時にツインギターの一人・谷田部憲昭がベースにコンバートし、第三期スタート。以後暫くこの四人体制が続く。

しかし四人体制となった頃からバンドの音楽の方向性が変わり始め、ロカビリー色が薄まっていく。これに端を発し、音楽の方向性の違いから山口と久米が脱退、新たに小坂浩人（ギター）と菅井敏昭（ドラム）を加入させ、第四期として再出発する。

最終の第四期としてのメンバーになってからは、織田哲郎やNOBODYをプロデュースに迎え入れるなど純粋なロックバンドへと変遷した。また、長年所属したメルダックを離れ、1997年からレコード会社をトーラスレコードに移籍、シングル・アルバム1枚ずつを発表。

その後ドラムの菅井敏昭が脱退、3人体制となったところで1998年に再度バンダイ・ミュージックエンタテインメントへ移籍、シングル・アルバム1枚ずつを発表。

シングル「バーニング・ブルー」発売後に小坂浩人が脱退。最終的にはオリジナルメンバーの二人だけが残る形となり、「バーニング･ブルー」のプロモーション時にはバンドとしての実態はなかったという。最終的に、1999年3月を以って解散した。

結局のところ、一部では盛り上がったものの、最終的にメジャーな知名度を得るまでに至らなかったという点は、未だに悔やまれることである。

[編集] メンバー

[編集] 第一期

• 上澤津孝 - ボーカル、作詞

1966年9月1日生まれ、大阪府出身。血液型AB。

• 山口憲一 - ギター、作曲

1964年10月26日生まれ、東京都出身。血液型O。

• 谷田部憲昭 - ギター

1968年6月18日生まれ、静岡県出身。血液型AB。

• 久米浩司 - ドラム、作曲、元BLACK CATS

1962年5月29日生まれ、岐阜県出身。血液型A。

• 炭谷貴士 - ベース、作曲

1961年生まれ、富山県出身。

[編集] 第二期

• 上澤津孝 - ボーカル、作詞
• 山口憲一 - ギター、作曲
• 谷田部憲昭 - ギター
• 久米浩司 - ドラム、作曲
• 高橋琢巳 - ベース

[編集] 第三期

• 上澤津孝 - ボーカル、作詞
• 山口憲一 - ギター、作曲
• 谷田部憲昭 - ベース
• 久米浩司 - ドラム、作曲

[編集] 第四期

• 上澤津孝 - ボーカル、作詞、作曲
• 谷田部憲昭 - ベース、作曲
• 小坂浩人 - ギター、作曲（1998年脱退）
• 菅井敏昭 - ドラム（1997年脱退）

[編集] エピソード

• 炭谷は脱退後、地元富山で衣料品・雑貨店を経営し、音楽関係からは一時身を引く（この時MJにビデオ出演、ロカビリーについてコメントを寄せている）。2005年にソロアルバムを発売し、約15年ぶりに音楽活動を再開。
• 山口、久米は、脱退後、「RODEO」を結成するが2000年に解散。その後、山口は谷田部と「JOHNNY COOL」を結成、久米は「CROSSFIRE」を結成する。
• 2001年には、山口と上澤津で「wface」を結成。2004年にはwfaceを発展させたビッグバンド「JAZZBILLY」を結成。

[編集] 代表曲

GOLDEN SUMMER

作詞は船橋孝樹、作曲は久米浩司･魚海洋司、編曲は魚海洋司･MAGIC。四人編成となった第三期の第一弾シングル。テレビ朝日系「TVタイムマシン」のエンディングテーマ曲。PVに出てくる女性は、同じくメルダックに所属した「BLUE ANGEL」（炭谷も一時期在籍）のボーカル・浦江アキコ。

東京バーニング･タウン

作詞は船橋孝樹、作曲は山口憲一･久米浩司･魚海洋司、編曲は魚海洋司･MAGIC。ドラマ「刑事貴族3」のオープニングテーマ曲。カップリングは同曲の英語バージョン。

天使のジェラシー

作詞は船橋孝樹、作曲は久米浩司･魚海洋司、編曲は魚海洋司･MAGIC･山中紀昌。ドラマツインズ教師テーマソング。ベストアルバム「天使のジェラシー～MAGIC BEST SELLECTION」ではシンセサイザーを抜いたアルバムバージョンを収録。

あの夏が聴こえてくる

作詞は小田佳奈子、作曲･編曲は織田哲郎。織田によるプロデュース作。アルバムのタイトルにもなった曲。

Someday/Somewhere

作詞･作曲･編曲は織田哲郎。織田の曲をMAGICがカバーした。アルバム「あの夏が聴こえてくる」に収録。

SUMMER ROSE

作詞は松井五郎、作曲･編曲は魚海洋司。MAGICの初期プロデューサーでもあった魚海洋司が最後に提供した曲。MAGICの中では珍しいバラード。ひと夏の思い出を切なく綴ったセンチメンタルな歌詞が印象的。

MAGIC～俺たちのGroly Days

作詞･作曲は上澤津孝、編曲は織田哲郎。アルバム「あの夏が聴こえてくる」に収録しながらも、後に「パステルカラーに染めてくれ」のカップリングにてシングルカット。PVはMAGICの歴史を振り返る内容。

バーニング・ブルー

作詞･作曲は上澤津孝、編曲は今井裕･MAGIC。MAGICのラストシングル。アニメEAT-MAN'98オープニングテーマ。カップリングは同エンディングテーマの「旅人」。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] シングル

[編集] 第一期

1. STREET ANGEL (1990/08/21)
2. ブラッディー･マリーの夜 (1991/04/21)

[編集] 第二期

1. さらば青春の光 (1991/12/16)

[編集] 第三期

1. GOLDEN SUMMER (1992/07/23)
2. 東京バーニング･タウン (1992/10/21)
3. 天使のジェラシー (1993/04/28)
4. マリアのように抱きしめてくれ (1993/10/21)

[編集] 第四期

1. あの夏が聴こえてくる(1995/04/21)
2. SUMMER ROSE (1995/07/21)
3. パステルカラーに染めてくれ (1995/10/21)

   織田哲郎プロデュース。

4. STAND UP, BOY (1996/08/21)

   NOBODYプロデュース。

5. BABY MAGIC EYES (1997/04/25)

   前作に続き、NOBODYプロデュース。

6. バーニング･ブルー (1998/11/05)

[編集] アルバム

[編集] 第一期

1. ROCK'A BEAT (1990/08/21)
2. NOWHERE (1991/04/21)

   ここでは「ノーホェアー」ではなく「ナウヒア」と呼ぶのが正しいようである（曲中で上澤津がそう叫んでいる）。

[編集] 第二期

1. MAGIC (1992/02/21)

[編集] 第三期

1. SPEED STAR (1992/11/21)
2. ROCK'A BEAT CAFE (1993/10/21)

[編集] 第四期

1. あの夏が聴こえてくる (1995/05/21)

   織田哲郎プロデュース･全曲編曲。

2. FOOLY COOLLY (1996/08/21)

   NOBODYプロデュース･全曲編曲。

3. BABY MAGIC (1997/06/21)

   前作に続き、NOBODYプロデュース･全曲編曲。

4. 再会 (1998/08/21)

[編集] ベストアルバム

1. 天使のジェラシー～MAGIC BEST SELLECTION (1993/06/09)
2. パステルカラーに染めてくれ～Magic Best Collection (1995/11/22)
3. MAGIC SINGLES (1997/07/24)
4. MAGIC SUPER BEST (2006/08/23)

[編集] コラボレーションアルバム

1. Levi Dexter & MAGIC (1993/12/16)

[編集] ビデオ

1. クリームソーダ伝説(1992/11/21)
2. MAGIC LIVE 龍が降りた夜(1994/03/21)
3. TEDS(1995/07/21)

[編集] DVD

1. PV COLLECTION(2005/09/21)

   「STAND UP, BOY」を除く全シングル、「MAGIC～俺たちのGroly Days」、ボーナスクリップ2曲を収録。

[編集] 関連項目

• BLACK CATS