ホーンブロワーシリーズ
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ホーンブロワーシリーズは、セシル・スコット・フォレスター（1899年-1966年）著のホーンブロワーを主人公にした海洋冒険小説のシリーズ。
単なる戦争物・冒険物に留まらず、上層部に対する部下、そして乗組員に対する上司としての苦悩など人間関係も綿密に描かれている。 そのため、「第二のホーンブロワー」「未来のホーンブロワー」など、小説の形容に用いられることもある。
日本ではハヤカワ文庫より「海の男／ホーンブロワーシリーズ」として出版されている。 イギリスにて長編テレビドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」が制作された。
[編集] 作品一覧
ハヤカワ文庫のシリーズ順は執筆順ではなく小説の年代順になっている。
- 「海軍士官候補生」 ("Mr. Midshipman Hornblower" 1948-50) ハヤカワ文庫 NV36
- 「スペイン要塞を撃滅せよ」 ("Lieutenant Hornblower" 1952) ハヤカワ文庫 NV58
- 「砲艦ホットスパー」 ("Hornblower and the Hotspur" 1962) ハヤカワ文庫 NV59
- 「トルコ沖の砲煙」 ("Hornblower and the Atropos" 1953) ハヤカワ文庫 NV70
- 「パナマの死闘」 ("The Happy Return" 1937) ハヤカワ文庫 NV80
- 「燃える戦列艦」 ("A Ship of the Line" 1938) ハヤカワ文庫 NV87
- 「勇者の帰還」 ("Flying Colours" 1938) ハヤカワ文庫 NV101
- 「決戦！ バルト海」 ("The Commodore" 1945) ハヤカワ文庫 NV124
- 「セーヌ湾の反乱」 ("Lord Hornblower" 1946) ハヤカワ文庫 NV138
- 「海軍提督ホーンブロワー」 ("Hornblower in the West Indies" 1958) ハヤカワ文庫 NV172
- 「ホーンブロワーの誕生」 ("Hornblower Companion" 1964) ハヤカワ文庫 NV185
- 「ナポレオンの密書」("Hornblower and the Crisis" 1967 未完) 光人社
[編集] 主な登場人物
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- ウィリアム・ブッシュ - 登場時は上官、のち友人・部下
- マリア（マリア・エレン） - 下宿屋の娘、最初の妻
- ナポレオン - ホーンブロワーシリーズの大部分はナポレオン帝国を敵として書かれている
- レディ・バーバラ・ウェルズリー（後、レディ・バーバラ・レイトン） - 再婚した妻
- ウィリアム・コーンウォリス卿 - 「ホットスパー」海尉艦長時代の提督
- エドワード・ペリュー卿 - 士官候補生時代の艦長、理解者・上官
- ブラウン - 部下
- グラセー伯爵ルシアン・アントワーヌ・ド・ラドン - フランス貴族・市長
- マリー（グラセー子爵夫人） - グラセー伯爵の義理の娘。未亡人
