ホセ・フェラー
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ホセ・フェラー（Jose Ferrer、1909年1月8日 - 1992年1月26日）は、プエルトリコ出身の映画監督、俳優。本名は、Jose Vicente Ferrer de Otero y Cintron。また、日本語表記や発音では、ホセ・フェラーとも呼ばれる。
息子のミゲル・フェラーも俳優としてお馴染みで、甥にはジョージ・クルーニーがいる。
[編集] 人物
10歳前後のころ、母国からアメリカに渡ったといわれ、ニューヨークに居を構えて学生時代をすごす。ニューヨーク大学、プリンストン大学にまなび、在学中は建築家をめざして勉学に励んだ。そのころ、大学では学生の間で学生劇が流行り、彼もその活動にのめりこむううち、俳優という職業に魅せられて1935年、ブロードウェイの舞台に立つまでになった。
次第に才能を発揮し、コメディからシェイクスピア作品まで幅広くこなし30代のころには演出も手がけるなど、舞台で地位を確立した。戦後、映画界にも進出し、1948年『ジャンヌ・ダーク』ではシャルル7世役を演じて本格的に映画デビュー。舞台時代に培った実力が余りなく活かされ、アカデミー助演男優賞候補となったほか、1950年の主演作『シラノ・ド・ベルジュラック』で遂にアカデミー主演男優賞を受賞。オスカー像を掲げ、名優の仲間入りを果たした。
その後も『赤い風車』では2度目のアカデミー助演男優賞候補に、同時に舞台でも活動を続け1952年までに二度、トニー賞も受賞した。以降は、1955年に映画『生き残った二人』を監督し、監督業でも名を連ねた他、映画でもB級、大作問わず数多く出演し、名バイプレイヤーとして親しまれた。
70年代にはTVにも夥しく出演。幅広く数多くの役柄をこなした。
[編集] 受賞歴
- アカデミー主演男優賞（シラノ・ド・ベルジュラック、1950年）
- ゴールデングローブ賞（同上）
- 英国アカデミー賞国外男優賞部門（ケイン号の叛乱、1954年）
- トニー賞（1947年、1952年）
[編集] 作品紹介
- ジャンヌ・ダーク 1948年
- シラノ・ド・ベルジュラック 1950年
- 危機の男 1950年
- 赤い風車 1952年
- ケイン号の叛乱 1954年
- もず 1955年
- 生き残った二人 1955年
- アラビアのロレンス 1962年
- 愚か者の船 1965年
- 偉大な生涯の物語 1966年
- セルバンデス 1968年
- 深海パニック・決死の大爆発 1970年
- ケーブルカー殺人事件 1971年
- 刑事コジャックスペシャル 1973年
- ロリーポップ 1975年
- ドラキュラ・ゾルタン 1976年
- 弾丸特急ジェット・バス 1976年
- さすらいの航海 1976年
- クラッシュ！ 1976年
- センチネル 1977年
- スウォーム 1978年
- アトランチスの謎 1978年
- 悲愁 1979年
- 大西洋を乗っ取れ！（前篇/後篇） 1979年
- ロアルド・ダール劇場/予期せぬ出来事 1979～88年
- バトルクリーク・ブロー 1980年
- 冤罪 1980年
- エビータ’81 1981年
- サマー・ナイト 1982年
- メル・ブルックスの大脱走 1983年
- ビーイング 1983年
- エーゲ海の伝説 1983年
- ヒトラーSS/アドルフの肖像 1984年
- 砂の惑星 1984年
- 地獄で眠れ 1984年
- ジョージ・ワシントン 1984年
- サムソンとデリラ/愛と裏切りの伝説 1984年
- デッド・シティ・カクテル/夜を葬れ 1984年
- アラビアのロレンス/完全版 1988年
- リンカーン/アメリカを統一した男 1990年
- 地獄の女囚コマンド 1990年
- デューン 1994年
カテゴリ: アメリカ合衆国の俳優 | アメリカ合衆国の映画監督 | 1909年生 | 1992年没
