ヘンリー・マウントバッテン＝ウィンザー
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ヘンリー・マウントバッテン＝ウィンザー （Henry Charles Albert David Mountbatten-Windsor, 1984年9月15日 - ）は英国王室の成員であり、女王エリザベス2世の孫、チャールズ皇太子の次男である。兄はウィリアム王子。兄に次いで英国王位継承順位3番目にある。公式な場ではHis Royal Highness Prince Henry of Wales（ウェールズ公息ヘンリー王子殿下）と呼ばれるが、非公式な場ではPrince Harry（ハリー王子）という愛称で呼ばれている。母似の兄・ウィリアムに対して、父似と言われる。
イートン校を卒業した後、ヘンリーはオーストラリアの牧場で働いたり、レソトの孤児院で奉仕活動を行ったりした。その後アルゼンチンにわたったが、飲酒と誘拐未遂を理由に帰国させられた。2005年にはサンドハースト王立陸軍士官学校に入学し、将来は近衛騎兵隊になりたいと語っていた。2006年4月の陸軍士官学校卒業後、近衛騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズに配属されることが決定した。同連隊は、世界各国の紛争地域に派遣されており、ヘンリー王子のイラク行きの可能性も取りざたされている。
[編集] スキャンダル
ヘンリー王子は、将来の王位継承が確実視されている兄ウィリアム王子に比べて気楽な次男の立場の人間の常として、これまでの人生でも数多くのスキャンダルをまきおこしてきた。イートン校時代にはアルコールに溺れ、マリファナにも手を出している。勉学には手を抜き、卒業ぎりぎりの最低ランクの成績だったという。そのため、大学には進まず、軍隊に入ることを志願した。
なお、イートン校卒業試験については不正疑惑が持ち上がった。これはイートン校を解雇された美術教師が、王子が試験で提出した絵は自分が描いたとマスコミに暴露したものである。この疑惑を王子側は強く否定している。
パパラッチに殴りかかり、軽傷を負わせたこともある。
また、2005年1月には仮装パーティーにて、ナチスの衣装で登場し、内外のマスコミから非難された。父チャールズはヘンリーと兄ウィリアムに、ホロコーストを理解するためアウシュビッツを訪問するよう命じた。こうした醜聞に多くのイギリス国民はチャールズ皇太子同様に批判的な視線を浴びせているが、一方で物心ついた頃から両親の不仲にさいなまれていたため、こうした素行不良に走るのも仕方ないといった同情の声も存在する。
カテゴリ: イギリス王室 | グリュックスブルク家 | 1984年生
