ブラック・アンド・ブルー
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| ブラック・アンド・ブルー | ||
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| ローリング・ストーンズ の アルバム | ||
| リリース | 1976年4月23日 | |
| 録音 | 1974年12月7日 - 15日, 1975年1月22日 - 2月9日, 1975年3月25日 - 4月4日, 1975年10月19日 - 31日, 1975年12月3日 - 16日, 1976年1月18日 - 2月 |
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| ジャンル | ロック | |
| 時間 | 41:24 | |
| レーベル | Rolling Stones/Virgin | |
| プロデュース | グリマー・ツインズ | |
| レビュー | ||
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| ローリング・ストーンズ 年表 | ||
| メイド・イン・ザ・シェイド (1975年) |
ブラック・アンド・ブルー (1976年) |
ラヴ・ユー・ライヴ (1977年) |
ブラック・アンド・ブルー(Black And Blue)は、1976年にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。ミック・テイラー脱退後にリリースされた初のスタジオ・アルバムであり、ロン・ウッドが初めて参加したアルバムでもある。ウッドは本作セッション後にストーンズに正式に加入する。アルバムは商業的に成功したが、多くの批評家は1973年の『山羊の頭のスープ』から始まるバンドの不毛な時期の作品の一つと考える。このアルバムに収録されている楽曲は後に全てライヴで一度以上取り上げられている。このようなオリジナルアルバムは『スティッキー・フィンガーズ』 『女たち』『レット・イット・ブリード』とこのアルバムだけである。
ストーンズは本作レコーディングを1974年12月に西ドイツのミュンヘンで開始するが、テイラーの脱退は唐突な物であったため、代わりのギタリストを探さなければならなくなった。本作のセッションには多くのギタリスト - ジェフ・ベック、ロリー・ギャラハー、ハーヴェイ・マンデル、ウェイン・パーキンスおよびロン・ウッド - が参加することとなった。この様子をメディアは「グレイト・ギタリスト・ハント」と呼び、ストーンズの新メンバーが誰になるかを予想し大いに煽ることとなった。本作にはマンデル、パーキンスそしてウッドの演奏が収められているが、幾つかのブートレグでベックの演奏を確認することができる。結局新ギタリストにはメンバーとの親交が深かったウッドに決定することとなり、1976年2月28日に正式発表となる。
1975年の北米ツアーを挟み、ストーンズは1975年10月から12月にかけてスイスのモントルーで、レッド・ツェッペリンが『プレゼンス』を三週間かけて仕上げるのを待った後に同じスタジオで録音を行い、1976年1月から2月にかけてアメリカのアトランティック・スタジオで最終仕上げが行われた。
『ブラック・アンド・ブルー』のタイトルは黒人音楽の影響を大きく受けている。ファンク・スタイルの「ホット・スタッフ」、レゲエ・ナンバーのカヴァー「チェリー・オー・ベイビー」、ジャズの影響の大きい「メロディー」、そしてまたアルバム全体に渡ってビリー・プレストンの大きな貢献が認められる。
『ブラック・アンド・ブルー』は1976年4月にリリースされ、第一弾シングル「愚か者の涙」は世界的なトップ10ヒット曲となった。本作はイギリスでは2位を獲得し、アメリカでは1位の座を四週間占め、プラチナ・アルバムを獲得した。その評価は両極端に分かれる。ある評論家は収録曲の印象の薄さを指摘し、またある評論家は過小評価された名曲が多く収められていると評価する。それにもかかわらず、『ブラック・アンド・ブルー』は、依然としてストーンズの作品の内で最も見落とされたアルバムの一枚であると言える。
1994年に本作はヴァージン・レコードによってリマスターの上再発売された。
[編集] 曲目
- ホット・スタッフ - Hot Stuff 5:20
- ハーヴェイ・マンデルがギター、ビリー・プレストンがピアノで参加。
- ハンド・オブ・フェイト - Hand Of Fate 4:28
- ウェイン・パーキンスがギター、ピリー・プレストンがピアノで参加。
- チェリー・オー・ベイビー - Cherry Oh Baby (Eric Donaldson) 3:53
- ロン・ウッドがギター、ニッキー・ホプキンスがピアノで参加。
- メモリー・モーテル - Memory Motel 7:07
- ミック・ジャガーがピアノを担当。ピリー・プレストンがシンセサイザー、ウェイン・パーキンスがアコースティック・ギター、ハーヴェイ・マンデルがエレクトリック・ギターで参加。
- ヘイ・ネグリータ - Hey Negrita 4:58
- ロン・ウッドがリードギター、ビリー・プレストンがオルガン、ピアノで参加。
- メロディー - Melody 5:47
- ビリー・プレストンがオルガン、ピアノ、バッキング・ヴォーカルで参加。
- 愚か者の涙 - Fool To Cry 5:04
- ニッキー・ホプキンスがピアノ、シンセサイザーで参加。
- クレイジー・ママ - Crazy Mama 4:34
- キース・リチャードがベースを担当。
[編集] ヨーロピアン・ツアー
本作リリース後、「Tour Of Europe '76」が1976年4月28日に西ドイツ、フランクフルトのフェストハレ公演からスタートする。ツアーは6月23日のウィーン、シュタットハレ公演で終了した。ツアー後の8月21日にはイギリスのネブワースでネブワース・フェスティバルに参加している。本作からは「ホット・スタッフ」「ハンド・オブ・フェイト」「ヘイ・ネグリータ」「愚か者の涙」などが演奏された、また、前ツアーに引き続きビリー・プレストンのナンバー「ナッシング・フロム・ナッシング」「アウタ・スペース」が演奏された。
