フルスロットル (応援歌)
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フルスロットル とは2ちゃんねる住民が創作した、MotoGPレーサー関口太郎選手の応援歌である。フリー版で配布された後CDとしても発売されている。
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[編集] 誕生まで
2005年3月、MotoGP250ccクラスに参戦する関口太郎選手は、参戦資金の提供を約束していた大口スポンサーが音信不通となってしまった為、急遽スポンサーを募集していた。そこから連名スポンサーTeam(･∀･)2ch誕生までの流れは2ちゃんねるの歴史の項目で。
関口選手紹介Flashを作るため、著作権フリーなオリジナルの曲が必要となった事をきっかけに、2ちゃんねるバイク板に立てられたスレッド・・・初代スレは「"team 2ch"でMotoGP250ccのスポンサーにならないか」と題された・・・いわゆる、「関口選手応援スレッド」上で様々な曲が作られた。
[編集] フルスロットル誕生
バイク板の関口選手応援スレ内で、「関口太郎選手の紹介」及び「連名スポンサー活動の宣伝」のためのFlash製作が提案される。そのBGMとしていくつかの楽曲が投稿されていく中で、スレ住民の一人である「1-456」氏が、Flashに必要なBGMの試作として、1分45秒のインスト曲を公開する（これが後の「フルスロットル」の原曲となる）。
その後、更に改良が加えられ、アニソン風味の改訂版が公開される。この改訂版はスレの住民に好意的に受け入れられた。しかしながら演奏時間が短すぎるため、naos氏（スレでのHNは「ﾓﾀｽﾎﾟ板住人」・元ムネオハウス楽曲制作職人）の編集によって4分15秒に延長したバージョンが作られる。
更にnaos氏は、メロディーからインスピレーションを得て、”70年代テレビ東京系アニソン風味”の歌詞を作り上げた。この時につけられた仮タイトルが「フルスロットル」。結局、これがそのままこの曲の本タイトルとして定着することとなった。
やがて実際に歌詞をメロディーに乗せる作業が行われ、最初に歌唱を行ったスレ住民の一人である「3-596」氏が提案した、”最後のサビの終わりで歌い上げるメロディライン”が決定稿となる。 これに、ななし＠ナレーター氏（実は声優の風間勇刀氏）によるナレーションが追加されて、一応の完成を見る（その後いくつかのバージョンが制作される）。
こうして、スレ内で作り上げられた応援楽曲「フルスロットル」は、無料音楽配信サイト「NEXTMUSIC」で、広く一般に向けて公開された。
[編集] 大きな流れへ
関口選手応援スレの住民である「3-517」氏がとある歌手にコンタクトを取った。日本ブレイク工業社歌で有名となった萬Z(量産型)氏である。
「この曲を萬Z氏の声で唄って欲しい」という依頼を受けた氏は快く承諾し、制作にてこずりながらも2005年9月26日、「フルスロットル -hardman mix-」として楽曲がWEB上で公開された(CD化に伴い現在は公開終了)[1]。イントロのギターやオルガンのサウンドが印象的なハードロック調のナンバーで、依頼した応援スレ住民達の予想を上回るクオリティの高い楽曲となっていた。
2005年10月に新宿で行われた萬Z氏のライブでは「フルスロットル -hardman mix-」の生演奏が披露され好評を博した。
[編集] CD発売
関口選手応援スレ住民や萬Z氏のファンなどからフルスロットルのCD化を求める声が度々上がっており、萬Z氏所属のリアランドと著作権者となるnaos氏などが慎重に議論した結果CD発売が決定する。
ジャケットデザインは関口選手応援スレ住民に作成が依頼され、事実上の公開コンペが行われた。最終的なデザイン選定はリアランド側が行った。また、関口選手へのスポンサー料を捻出するため、楽曲はJASRACに著作権を信託せず、リアランド自身が著作権を管理する（管理楽曲の項参照）ことになった。
CDには関口選手応援スレで発表された曲のニューバージョンとナレーション、manzo氏書き下ろしの１曲を含め９トラックが収録されている。付録としてTeam(･∀･)2chステッカー・リアランドのWEBアニメ「ウサライダー」ステッカーさらにオリジナルステッカー３種の内一枚が封入される。
CDは2006年3月27日に発売された。（品番：RLD-0109 JAN CODE:4560198660043）
なお、「2ちゃんねるソングのガイドライン」スレによると、2ちゃんねるのスレッド発祥の楽曲が一般流通ベースに乗るCDとして発売されるのは史上初のケースということである。
[編集] 参照
- Team(･∀･)2ch 〜フルスロットル物語〜
