フォーリーブス

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フォーリーブスは、ジャニーズ事務所に所属した男性アイドルグループの「先駆者」である。 1967年結成、1968年レコードデビュー、1978年に解散した。

端整な美少年達がステージで歌い踊るという、現在まで続く男性アイドルのスタイルを確立したグループである。ステージ上でバック転を披露するなど、ビジュアル性の高いパフォーマンスで若い女性ファンからの強い支持を受け、トップスターとしてテレピ・舞台を中心に活躍した。音楽性も高く、当時としては息の長い1970年代を代表する男性アイドルグループであった。

解散から24年を経た2002年に再結成を果たした。2006年の現在も活動中である。

目次 1 メンバー 2 概要 3 近況 4 作品 4.1 シングル 4.2 アルバム 4.3 解散後にリリース

[編集] メンバー

• 北公次
• 青山孝（現在は青山孝史）
• 江木俊夫
• おりも政夫

[編集] 概要

• 1967年結成。ミュージカルのグループ名から命名。結成時のメンバーは北公次・江木俊夫・おりも政夫・永田英二の4人だったが、永田は当時小学生だった為、青山孝と交代し、1968年9月5日に『オリビアの調べ/壁のむこうに』でレコードデビューした。16歳前後の美少年たちが踊りながら歌うというビジュアル性豊かなスタイルは新鮮であり、若い女性からの熱烈な支持を集め、すぐに人気アイドルとなった。
• 1970年にはプロマイドの売上げが男性歌手部門の1位になり、衰退期にあったグループサウンズのザ・タイガースらに代わりトップアイドルとなった。大ヒット曲はなかった（ヒットチャート最高10位）が、冒頭の江木の名セリフで知られる『地球はひとつ』や『あしたが生まれる』『夏の誘惑』などの個性的な名曲がコンスタントにヒットを重ね、1970年から7年連続で紅白歌合戦に出場した。また多くのレギュラー番組を持ち、安定した人気を保った息の長いアイドルグループであった。ミュージカルにも熱心に取り組み、その姿勢は現在のジャニーズに受け継がれている。
• グループ内での位置付けは、運動能力に優れた北公次は華麗なダンスやバック転でステージを彩る、トップ人気の看板スター。青山孝はジャニーズ史上でも１～２位を競うと評される程の歌唱力を持つ、音楽面でのリーダー的存在。フォーリーブスの楽曲の音楽性の高さは青山に負うところが大きい。名子役として芸歴の長い江木俊夫はグループのMC役。最年少のおりも政夫は前期はあまり目立たぬ存在であったが、次第に話術等において豊かなタレント性を発揮するようになる。各自の個性を生かした単独での活動も除々に増えていった。
• 長く賞には恵まれなかったが、10周年記念曲として1976年にリリースした『踊り子』で日本歌謡大賞特別賞、日本テレビ音楽祭特別賞等を受賞した。しかし当時人気は既に下降し始めていて、ヒットチャートの最高は41位であった。翌1977年に起死回生を賭けてリリースした『ブルドッグ』は、奇抜な歌詞や振り付けが話題を呼ぶも最高40位とヒットには至らず、7年連続出場した紅白にも落選した。しかし、この曲はその後も後輩のジャニーズアイドル達がライブや、時にはテレビでも歌い継いだため、フォーリーブスの持ち歌の中で現在最も有名な曲となっている。タレントの城咲仁によりカバーもされた。
• 1970年代後半になるとその人気も下降線を辿り、レコードセールスも低迷する。個人での活動の比重も高くなり、それぞれの芸能活動における方向性の違いも顕著になっていった。メンバーの平均年齢も20代後半となり、1977年には青山が結婚をするなど、アイドルとしての活動に限界を迎え、1978年の7月21日に最後のシングル『THE END-思いがけず出会ったら-/夢のかけら』をリリース、１ヵ月にわたる全国ラストツアーを行い、同年8月31日に解散した。
• 解散後は元メンバーの逮捕や暴露本の出版など紆余曲折があったが、2002年1月29日に再結成し、往年のファンの支持を得て2006年現在もライブ中心に活動継続中である。一時は関係が険悪といわれたジャニーズ事務所とも、現在では和解したとも伝えられる。

[編集] 近況

• 青山孝は一時沼津のパブでマスターをしていたが、現在はノン・エンタープライズという会社の代表取締役をしている。
• 2006年8月12日、NHK『第３８回思い出のメロディー』に出演し『ブルドッグ』と『地球はひとつ』を熱唱した。北公次はバック転も披露した。久々のテレビ出演であり、特にNHKには1978年の解散時に出演した『ビッグ・ショー』以来28年ぶりである。

[編集] 作品

[編集] シングル

1. オリビアの調べ/壁のむこうに
2. 涙のオルフェ/はじめてなんだ
3. 恋するジャック/緑の河
4. シャボンの匂いの女の子/朝日がのぼると
5. 君にこの歌を/課外授業
6. 若者は旅をつづける/愛の鐘が鳴る
7. ある兵士の賭け/草笛の天使
8. あしたが生まれる/ためらいながらも強く
9. 人生は一度きりだから/なぜだよ
10. 約束/朝やけの中で
11. 夏の誘惑/太陽の季節
12. 地球はひとつ/お願いだから
13. はじめての世界で/ちょと待て下さい
14. Season Of The Sun/?
15. 新しい冒険/愛ははじまった
16. フォーリーブスのヤンヤン体操/フォーリーブスのヤンヤン･ソング
17. 夏のふれあい/真夏の愛
18. あなたの前に僕がいた/孤独よさらば
19. 愛と死/青空のおしゃべり
20. ふたりの朝/ガール
21. 見上げてごらん夜の星を/チャチャチャで勉強
22. 大人への階段/若いふたりに何が起る
23. あしたの悩み/あやまち
24. ヘイベイビー/ひとつぶの幸福
25. 急げ!若者/さらば故郷の街
26. 友情/青春の絆
27. ふたりの問題/早春のメルヘン
28. 嵐のあと/悲しい雨
29. 遠い日/バイバイ?(クエスチョン)
30. めぐり逢い/誘い(ラブ・ラブ・アタック・テーマ)
31. 魅せられし魂/ぼくたちの道
32. 踊り子/気になる女がとまり木で
33. ハートブレイク急行/ルージュ
34. 乾杯グラス/流れゆく季節に
35. ブルドッグ/標的
36. 男と女の紙芝居・三幕/コンドル
37. どうして…/プロポーズ
38. 宇宙のファンタジー/銀河の覇者
39. THE END-思いがけず出会ったら-/夢のかけら

[編集] アルバム

1. ヒット!ヒット!ヒット! フォーリーブス･ゴールデン･ショー
2. フォーリーブス・ヤング・サプライズ　少年たち－小さな抵抗－
3. 夏の嵐
4. 素足で駆けるとき－ある少年の記録－
5. 少年たちシリーズ－太陽からの少年－
6. フォーリーブス・ミュージカル　少年たちシリーズ－明日なき友情－
7. ベスト・オブ・ベスト/ヒット！ヒット！ヒット！
8. フォーリーブス・ライブ・ミュージカル　生きていくのは僕たちだ!
9. GOLDEN FOURTH スーパー・プレゼント
10. 北公次ロマン詩集より/青春
11. 見上げてごらん夜の星を
12. スーパー・プレゼント'74
13. フォーリーブス・郷ひろみ・ジョイント・リサイタル
14. 若者／フォーリーブス
15. FOUR LEAVES LIVE
16. フォーリーブス;1965～1975
17. フォーリーブス10周年記念…PART 1
18. 一本の樹
19. フォーリーブス
20. LOVE FOREVER

[編集] 解散後にリリース

1. GOOD BYE
2. THE BEST フォーリーブス
3. 若者／フォーリーブス：1974年のオリジナルアルバムをCD化として発売。
4. ベスト・オブ・フォーリーブス