フォスターズ・ホーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『フォスターズ・ホーム』（原題：Foster's Home for Imaginary Friends）はカートゥーン ネットワークで放映されたアメリカ製アニメーション作品。『パワーパフガールズ』を手がけたクレイグ・マクラッケン（Craig McCracken)原作・総監督。
アメリカでは2004年8月から放映開始し、日本では2005年10月30日1話〜3話先行放送後、10月31日から放映が開始された。
目次 |
[編集] ストーリー
子どもの想像力から生まれる友達「イマジナリー・フレンド」。フォスターズ・ホームは子どもの成長とともに役割を終えたイマジナリー・フレンドを引き取り、また新たに友達となる子どもを見つける為の施設である。マックは8歳であるが、いまだ“ブルー”というイマジナリー・フレンドがおり、別れたくない。しかし兄や母にブルーを疎ましく思われ、やむなくホームに預ける事にする。ホーム創設者であるマダム・フォスターのはからいで、マックが毎日ホームに来る事を条件として、ブルーを他の子どもには引き渡さないと取り決めをする。こうしてマックとブルーは、ホームに住むたくさんのイマジナリー・フレンドと共に、さまざまな騒動を起こしながらも交流を深めていく。
[編集] 登場人物
[編集] 人間
- マック [Mac]（声：津村まこと・Sean Marquette）
- 内気だが賢い少年。8歳。いつも兄のテレンスにいじめられている。基本的には良識派で、ブルーのブレーキ役ともいえる存在でもあるが、たまにブルーと一緒に騒動を起こす事もある。
- マダム・フォスター [Madame Foster] （声：すずき礼子・Candi Milo）
- フォスターズ・ホームの創設者。無邪気でおおらかな性格なので皆に好かれている。
- フランシス・フォスター（愛称：フランキー） [Frances "Frankie" Foster] （声：浅井晴美・Grey DeLisle）
- マダム・フォスターの孫娘。フォスターズ・ホームの雑用全般を任されている。いつもミスター・ヘリマンにこき使われているため、ヘリマンといがみあう事も多い。22歳。ちなみに、彼女の着ているTシャツは『パワーパフガールズ』のもの。
- テレンス [Terrence] （声：青山桐子・Tara Strong）
- マックの兄。13歳。いつもマックをいじめ、ブルーのことをバカにしている。乱暴だが頭はあまり良くない。
[編集] イマジナリー・フレンド
- ブルーリガード・キュー・カズー（愛称：ブルー） [Blooregard Q. Kazoo / Bloo] （声：杉山紀彰・Keith Ferguson）
- マックが考え出した、青色のイマジナリー・フレンド。見かけはシンプルで可愛らしく人気があるが、いたずら好きでトラブルメーカー。しかしいつもはマックに止められている。りんごジュースが大好物で、トマトが苦手。61cm・14kg。
- 毛むくじゃらの体に、大きな角と鋭い歯を持つイマジナリー・フレンド。見かけは恐ろしい怪物のようだが、とても臆病で心優しい。愛称は「エド」。時おりスペイン語を混ぜて話す（英語版ではスペイン訛りの英語、南米のスペイン語圏ではアメリカ訛りのスペイン語を話す）。絵本『かいじゅうたちのいるところ』の怪獣にルーツがある。213cm・246kg。
- ウィルト [Wilt] （声：阪口周平・Phil LaMarr）
- バスケットボール好きな子によって考え出された、背が高く、左目は義眼で左手の無い赤色のイマジナリー・フレンド。世話焼きな性格で、少々お節介な所も。頼み事をされるとイヤと言えない。名前はウィルト・チェンバレンが元ネタ。244cm・75kg。
- ココ [Coco]（声：岸野真一・Candi Milo）
- 鳥にヤシの木と飛行機を合わせたような姿のイマジナリー・フレンド。「ココ」としか言わない。性別は雌。興奮した時、驚いた時、他人の注意を引きたい時などにオモチャの卵を産む。意外とちゃっかり者。
- 幼い頃のマダム・フォスターによって考え出されたウサギのイマジナリー・フレンド。フォスターズ・ホームを取り仕切る執事的存在。規則と礼儀にうるさい頑固者。英語版ではイギリス訛り。犬が苦手。ブルーを「ミスター・ブルーリガード」、フランキーを「ミス・フランシス」と呼ぶ。
- ダッチス [Duchess] （声：柘植夏子 ・Grey DeLisle）
- 自分自身と、身の回りにある物全てを高級と主張する、ナルシストで見栄っ張りの「公爵夫人」。自分より注目されるブルーが気に入らず、テレンスと共に悪巧みを計画した事もあるが失敗し、ヘリマンより罰が下された。ピカソの絵画のような顔で、体は平面である。
[編集] ゲストキャラクター
- マックとテレンスの母 [Mac and Terrence's Mother]（第1〜3話：新しき我が家）（声：？・Grey DeLisle）
- マックにブルーをホームに預けるように言う。顔を見せない。
- ６歳の女の子とその両親 [Snooty Mom and Dad and their six-year-old daughter, Bratty Little Girl]（第1〜3話：新しき我が家）
- ホームに訪れた際、ブルーが気に入り「ティファニー」と名付けて引き取ろうとする。父親は『デクスターズラボ』のデクスターの父親、母親と女の子はそれぞれ『パワーパフガールズ』のキーン先生とプリンセスに類似。
- ボールとチェーンのエクストリーマーサラウス [The Ball-and-Chain Extreme-o-saur]（第1〜3話：新しき我が家）
- スクリブル [Scribbles]（第9話：秘密のドア）
- 想像力の未発達な赤ん坊が作ったイマジナリーフレンドの一種。無駄に多く役立たずと思われていたため秘密のドアの向こうに隔離されていたが、用を頼めば忠実な為もらう人が大勢押し寄せ、結局最後には1匹だけ残った。
- レッド [Red]（第10話：レッドと対決）（声：？・Phil LaMarr）
- テレンスが打倒ブルーのために考え出したイマジナリーフレンド。しかし、テレンスに似ず優しい性格。実はテレンスは彼を「グリーン」と呼びたかったらしい。
- ベリー [Berry]（第12話：いとしのブルー）（声：有賀由衣・Grey DeLisle）
- 突然ホームに来た桃色のイマジナリーフレンド。気性が激しく、ブルーに一目惚れしてストーカー行為をし、マックを邪魔だと思っている。逆にブルーにとっては眼中になく、名前を覚えてもらえない。結局ゴムボールに括り付けられホームの外へ追い出され、ちゃっかりゴムボールでの旅行の世界記録を打ち立てる。ツンデレ的性格からか脇役としてはファンも多い。
- イマジナリー・パピー [Imaginary Puppies] （第13話：子犬はどこ？）
- 想像で生み出された子犬。エドゥアルトが可愛がるが、ヘリマンは嫌がっている。
- ボウリング・ポール [Bowling Paul]（第14話：ボウリング対決）
- ボウリング場にいたイマジナリー・フレンド。マックに「ボウリング道」を伝授するが、実際の腕前は下手だった。
- ベンディ [Bendy]（声：石野竜三・Jeff Bennett）（第15話：ベンディに負けるな）
- 黄色の体に太い眉、逆立った髪が特徴のイマジナリー・フレンド。一見おとなしそうだが、ホームでイタズラばかり繰り返し、それを他人になすり付ける。
- アイヴァン [Ivan]（第17話：誰かが誰かをさがしてる）
- たくさんの目が付いたイマジナリー・フレンド。盲目の少年スティービーによって考えだされ、盲導犬代わりとして役立っている。カメラのフラッシュに驚いて彼とはぐれてしまう。
- プリンス [Prince Charming]（第19話：フランキーに首ったけ）
- おとぎ話に出てくる「白馬の王子」そのままのイマジナリー・フレンド。フランキーに一目惚れし、マック、ブルーらと共に彼女のデートを邪魔する。
- クリス [Chris]（第19話：フランキーに首ったけ 第23話：有名人になりたい）
- ピザ屋の配達員。フランキーが自分に惚れていると勘違いしてしまう。第23話にはワンカットのみ登場。
- チーズ [Cheese]（声：根津貴行・Candi Milo）（第20話：弟ができちゃった）
- ある朝、マックの家に現れた黄色のイマジナリー・フレンド。言動は幼い赤ん坊のようで「チョコミルク大好き！」「シリアル大好き！」が口癖（しかしミルクアレルギーらしい）。マックが想像主、すなわちブルーの弟と思われ、面倒を見る事になるが…
- アンクル・ポケッツ [Uncle Pockets]（第25話：最強のライバル登場）
- かつてホームに来たイマジナリー・フレンド第1号。たくさんのポケットが付いたスーツとシルクハットを身に付けている。これまでに様々な子ども達の所へ行き、別れを繰り返してきた「プロ」のフレンドで、ホームの皆からの人気もある。
[編集] 外部リンク
 |
この「フォスターズ・ホーム」は、テレビ番組に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆、訂正などして下さる協力者 を求めています。 |
