フェルディナン・ド・レセップス
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フェルディナン・マリー・ヴィクトル・ド・レセップス （Ferdinand Marie Vicomte de Lesseps 1805年11月19日-1894年12月7日）は、フランスの外交官、実業家。スエズ運河を開発したことで知られている。
[編集] 生涯
1805年、ヴェルサイユで外交官マティユ・ド・レセップスとスペイン人カトリーヌの間に生まれた。1833年に駐アレキサンドリア副領事としてエジプトに着任して翌年まで勤務する。その際にエジプト総督家から厚遇され少年時代のサイード・パシャの家庭教師を務めてとても慕われた。この時期にスエズ運河の構想を持つようになる。
1849年に外交官の職を辞し、教え子のサイード･パシャが1854年に即位すると訪問して歓迎された。このときにスエズ運河の開発を提案して同意を取り付けた。同年11月30日に開削権を与えられたが、元々、運河に反対で自国への脅威とみなしているイギリスがたびたび妨害したため工事の着工は延滞した。しかし、レセップスはあきらめず1854年、国際スエズ運河株式会社を設立して株式を売却することで国際世論に訴え翌年に着工した。難工事をへて1869年に完成させて名声を手に入れた。その後は、運河会社を経営してエジプト財政高等調査委員会の委員長を務めたこともあった。晩年は、パナマ運河開発に取り組むが失敗。1894年に失意のまま死去した。
| 前任: アンリ・マルタン |
アカデミー・フランセーズ 席次38 |
後任: アナトール・フランス |
