ノーパン

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ノーパンとは、ノー・パンツまたはノー・パンティーの略で、下半身に下着を着けていない状態を指す。一般に全裸の状態はこう呼ばず、スカート・ズボンなど他の着衣はそのままで下着のみを着けていない状態について言うことが多い。

[編集] 歴史

元来、日本の伝統的な着物では、男性の下着としては「ふんどし」「下帯」などという性器を隠す用途のものが存在したが、女性の下着は「腰巻」と言って文字通り腰のまわりを巻く布であり、性器は覆われてはいなかった、そのため「着物めくり」という悪戯は性器を直接見るものであった。

災害非難時などにおける、女性の運動性の必要から現代の下着の原型が出来ていったが、逆にこれを脱がすという行為が、性的興奮を呼ぶものとなった。「ノーパン」はそうした性的異常状態に女性があることで、一種の恥辱を楽しむ一種変質的心理を満足させるものであろう。

「ノーパン」という言葉の発生は、おそらく漫画家の永井豪作の「ハレンチ学園」が初めではなかろうかと考えられる。ここでは、小学生女子がパンツをはき忘れ、それを変態教師がスカートをめくろうとする物語が描かれ、社会問題にもなった。これ以後、漫画表現はあらゆるタガがはずれ、何でもありの状態に陥って現在に至る。いずれにしても「ノーパン」というその後風俗営業にも用いられた言葉が、小学生を描いた漫画が発生であるということは衝撃的な事実である。

日本ではかつて、ノーパンの状態の女性店員が接待する形式の飲食店がブームになった。また、睡眠時に下着を着けずに寝るという健康法がノーパン健康法として一時ブームになったこともある。