ネイバー
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| ネイバー | |
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| 各種表記 | |
| ハングル： | 네이버 |
| 漢字： | - |
| 平仮名： （日本語読み仮名）： |
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| 片仮名： （現地語読み仮名）： |
ネイボ |
| ラテン文字転写： | {{{latin}}} |
| 英語： | NAVER |
ネイバー（NAVER）は、韓国の会社であるNHNが運営している（当初は韓国の大手電機メーカーサムスンが運営していた）ポータルサイトの名称。daumやDCinsideなどと共に、韓国国内で確立された人気を誇っている。
日本においては、同社の子会社であるNHN Japanが運営した。2005年8月1日をもって、enjoy Koreaのコンテンツのみ韓国のNHN Corporationに運営を移管し、2005年8月31日にはポータルサイトが閉鎖され、ブログなど主な機能は同社が主催する「CURURU」や「ハンゲーム」に移行した。
韓国NHNが運営する日本向けポータルサイトのenjoy Korea（エンコリ）やその韓国側のenjoy Japanの相互にある「自動翻訳掲示板」を指す場合もある。「自動翻訳掲示板」は日本人と韓国人が翻訳機能を通して討論でき、開設した2002年のFIFAワールドカップ以降、日韓交流には最適な掲示板であり、韓国に関心がある日本人には御用達である。（下記の記載を参照）
目次 |
[編集] 歴史
ネイバーは韓国内で1990年代の末ごろから高速回線の普及や安価なインターネット環境を提供するインターネット喫茶、PC房の広がりに伴い、その規模を広げていった。現在でも韓国内では、最大手のポータルサイトである。
- 1999年 ネイバーコム (Naver.com) 設立
- 2000年11月、ネイバージャパンが、インターネット検索エンジンを提供するサイト、「NAVER」をスタートさせた。当時としては珍しく画像検索もあったたのだが、他の検索エンジン供給会社も同様のサービスを行うにあたり優位性は薄れた。ネイバー検索エンジンのロボット(クローラ)NaverBotは、行儀の悪さゆえにウェブマスタから蛇蝎の如く嫌われていた。
- 2001年に、正式にサービスを開始し、Webメールサービスもβ版としてサービス開始。
- 2002年には、日韓翻訳検索、コミュニティサービスとして「ENJOY KOREA」を立ち上げ、掲示板で日本・韓国のユーザが交流できるようになる。
- 2003年10月に、ゲームASP会社であるハンゲームジャパンと合併してNHN Japanになり、検索ポータルとオンラインゲームのポータルサイトを目指している。
- 2004年2月頃、匿名掲示板2ちゃんねると提携したことで、「2ちゃんねるはネイバーに買収されるのか」などのジョークがされた。また、まちBBSとenjoykoreaも正式に提携している。
- 2004年7月 NAVERブログスタート
- 2004年8月、NAVERブログ関連で騒動が起った。
- 2004年8月 「ガンジャ事件」発生
- 2004年9月 モブログ・スクラップの承認機能の追加
（この頃から一部ユーザーによるNAVERバッシングが強くなり始める）
- 2004年10月 フォトアルバム・デザインカスタム機能の追加
- 2004年10月 「お絵かきコンテスト」において不正投票事件が発生。NHNの組織的なデータ改ざんの疑いが今でも強い。
- 2004年11月 初心者に著作権の説明などを目的とした初心者ガイドを設置
- 2004年12月 韓国内の青少年向け最優秀ポータルサイトとして表彰された。
- 知識plus（知識データベース）、Blogサービスを初めとするコミュニティサービスの開発に注力するため、2005年1月31日を最後に検索サービスを停止した。
- 2005年6月 NAVERブログはCURURUという新サービスに移行
- 2005年8月31日をもって日本のNAVERは閉鎖した。
- 2006年2月20日 - 評論家の金完燮が京畿道警察にネイバー知識人サービスで自身の悪口を書いたインターネットユーザー527人を告訴。
- 2006年4月 ニュースの感想書き込みを改編、１人最大１０件までの書き込みに変更。
[編集] NAVER ブログ
「無限のデザイン」と容量無制限（一日あたりの転送量には上限あり）を特徴とした。 サービスは2004年6月後半から始まっていたが、一年もたたない2005年5月31日で、日本のNAVERブログはサービスを終了し、6月1日（実質は3日）から新サービス「CURURU」に移転している。
[編集] 機能
NAVERブログでは、他のブログでは類を見ないさまざまな機能が搭載されていた。
- フォトアルバム機能 デジタルカメラなどで撮影した画像をアルバム形式で投稿する機能
- お絵かき機能 マウスを使い画像を描く機能
- キリバン機能 キリバン機能は、よく個人のWebページで行われているキリ番イベントと同じ機能である。ある一定の人数を設定し、その人数に達したときにアクセスした人を表示する機能である。
- 友だちリスト 友だちリストはNAVERブログ間でのリンクのようなものである。友だちとして登録するとリストに登録される。ブックマーク的な利用をされることが多いためか、「友だち」という名前ではあるが相手の認証は不要で一方的な登録が可能であった。しかし、この点に違和感や不快感を覚えるユーザーも少なくなく、相互認証にして欲しいとnhnに苦情を送る人もいた。
- スクラップ 他人のブログの記事をそっくりそのまま自分のブログにコピーする機能。そのスクラップした記事の著作権が各所で問題となった。また、ユーザー有志の中から、著作権問題を解説し自主的に解決する手助けを行う人々が現れたが、これに便乗し、著作権的に問題のある記事を見つけるなり、後述のあいさつ掲示板にて唐突に警告・脅迫を行うような荒らし（所謂「指摘厨」）も現れ、却って著作権的に問題のある記事を投稿した人たちからの憎悪や反発を招き、善意の人々の足を引っ張った。しかも、本人達は自分が荒らしだとは思ってない事が多いのが困った点であった。
- メディアリンク インターネット上に存在する画像や音楽、映像などを貼り付ける機能。HTMLでのembedタグを使うようなものである。先述のスクラップ機能と並び、問題の多い機能であった。
- あいさつ掲示板 NAVERブログのユーザー同士が、あいさつをするための掲示板である。
なお、一般的なブログの機能も備えている
- 携帯電話から投稿機能（モブログ）
- XMLファイル
- カテゴリ機能
[編集] 問題点
- スクラップ機能やメディアリンク機能を使用した、著作権の侵害が問題化している。例えば、メディアリンクで他人のサイトのファイルを勝手にリンクさせたり、スクラップ機能により、スクラップされた記事を書いたユーザーの著作権が侵害されてしまう点である。
- また、独自のシステムで動いているため、一般的なブログに搭載されている機能などが無い場合がある。また、利用できるのがWindowsのみで、またブラウザもInternetExplorer Ver.5.0以上という制約がある。
[編集] イメージキャラクター
イメージキャラクターとして「ブログさん」と「ハトさん」があった。これらのキャラクターはNAVERブログ内で様々なイベントを告知するなどの役割を担っていた。また、「ブログさん」の質問にユーザーが回答する「ブログさんの質問」という機能があった。
「ブログさん」はアイスクリームとお茶が好き。「ハトさん」は「ブログさん」と一緒に暮らしているハトであり、日本語を話した。 また、ブログさんはその外見から通称「米」と呼ばれ、また「裏ブログさん」や「ブログ±ω」等のパロディキャラがユーザーによって作られた。あまり知られていないが、「ブロダさん」というキャラクタも存在したらしい。
前述のNHN社員S氏（仮名）が初代「ブログさん」の中の人（いないことになっている。背中にチャックもないことになっている）であったが、S氏の引退後は担当が複数名になり、質問のキレが悪くなったり、口調が日によって微妙に変わり、好物にも時折変化が見られるなどした。余談だが2004年5月28日の質問は、ユーザーに質問ネタを聞いたりした。
[編集] いわゆるガンジャ事件
2004年8月下旬から11月中旬までの間、「連邦」管理人吉野健太郎氏らとNHN社員S氏（仮名）とT氏（仮名）との間に起きた事件である。
きっかけは吉野氏、「おはら汁」「おてんば★ニンフの森」荒井氏、「切込隊長Blog～俺様キングダム～」切込隊長こと山本一郎氏、探偵ファイルのガル・エジェンシーらがS氏からNAVERでブログを執筆しないかという依頼を受け、荒井氏がNAVERブログの問題点をNAVERブログ上で指摘したこととNHN社員の問題発言を同様に公表したことから始まっている（ちなみに山本氏は依頼を断ったという）。
その後NHN側の勝手な都合により、NAVER内の吉野氏とおはら氏のブログが8月27日12時頃に「ユーザーの都合」と偽られて削除された。多くの読者を抱えるこれらのブログが消されたことで注目を集めるようになった。その後、吉野氏が経営するコンセプトエンジンとNHNの契約を NHN側が逃げたことなどが発覚、およそ3ヶ月近くに渡り、NHNのダメなところを徹底的に晒して叩きまくる騒動に発展した。この騒動には一部の一般のNAVERブログユーザーも連邦陣営に回って援護射撃的に参加してNAVERの杜撰さをひたすら暴露した。 特にNHN Japanが組織的にデータ改ざんを行った疑惑が強い某イベントでの不正投票疑惑ではユーザーの突き上げに対して運営側が屈するという異例の展開となった。 だが逆にこの事件を機に吉野氏らもNAVERブログユーザーの幼稚さに呆れ果てて結果的に騒動に歯止めをかけるきっかけとなった。結局、この騒動の後遺症で日本ではNAVERの評判が余りに悪くなり、CURURUに移行に繋がっていく。 尚、CURURU立ち上げ時のIT業界サイトでの記事に、先述のT氏を見ることが出来る。
ぢぢ氏のサイトに一連の流れがまとめられている。
この騒動をきっかけとして、NHNのイメージが険悪になりつつある。
[編集] enjoy Japan/Korea
[編集] 特徴
韓国側でネイバーの会員になる際に出生日に基づく住民登録番号を入力する必要がある。
翻訳掲示板は、2ちゃんねる等と違い、新しく立てられた記事が常に上にあり、古い記事が下に下がっていくという仕組みをとっている。このため大量の記事を投稿されると、古い記事の閲覧が困難になる。また、タグを使って記事に画像や動画、音楽を添付することができるようになっている。しかし、ブラウザで画像表示を切らない限り、常に画像が表示されるため、グロテスクな画像（以下グロ画像）を添付することが常習的に行われている。蓮画像と呼ばれる合成画像が韓国内で大きな問題になったのは、ネイバーのこの機能に起因する。グロ画像は、時間帯によっては管理者によって速やかに削除されるが、そのまま放置されることも多い。削除は匿名の管理者が権限を独占的に行使しており、削除基準は存在するものの、削除に関する議論は行われていない。削除基準に該当しないと思われる記事も削除されることがある反面、削除基準に該当していても削除されない記事もある。
翻訳エンジンは若干の癖があり、また特定の単語に対しては変則的な翻訳が行われることがある。日本語から韓国語への単語レベルでの置き換えは、比較的安定しているものの、韓国語から日本語への単語レベルでの置き換えは、韓国語には同音異義語は多いにも関わらず別の訳語を指定できないなどプログラムの限界もあり、理解には多少の困難が伴う。また、日本語のカタカナ文字、韓国語のハングルで表記された外来語は、不完全な翻訳に止まっている。しかし、英語や中国語などの機械翻訳と比べた際には、文法の共通性や、両国が共有する共通の漢字語の多さからか、翻訳の精度は顕著に高いと言え、また、数年間の間に作り上げられた「翻訳され易い文章を書く文化」からか、web翻訳などで見られる文章よりは精度が高いと考えられる。「整形」は使用禁止単語に設定されており、「顔面工事」などの単語で代用することも多い。また、「pakuri」や「warota」などの日本語の俗語やネット用語も普及しており、双方によって使われる。また互いに誤訳されにくい単語や誤訳された単語を選んで記述する言語を「ネイバー語」と呼ぶこともある。
同様の翻訳ソフトでは創新ソフトが開発したGoKoreaというソフトがあるが、こちらの方が翻訳精度が高く、著名な地名・人名などはほとんどが正しく翻訳できる。
[編集] 変則的な訳語の一覧
日本語から韓国語
- 朝鮮半島 - 韓半島
- 竹島 - 独島
- 火病 - 花瓶
韓国語から日本語
- （蔑称としての）倭 - 大和または江戸人
- 独島 - 竹島
- （笑い声）ホッホッホッ - ホルホルホル
- （笑い声）キャッキャッキャッ - キキキ
- メロング - あっかんべー
- ズル - 「즐（ズル）」の文字を回転するとアルファベットの「KIN」と見える。相手を侮辱したり無視するときに使う。
- 寒流 - 韓流
- 現代峨山 - 現代牙山
- 嶺東 - 永同 - 韓国語でラ行の漢字が語頭などで特殊発音（ナ行または無音記号）になるため。どちらも韓国の地名。
- 広州 - 光州 - 同音によるもの（いずれも광주で発音）。使用時期も命名者も同じで、高麗の太祖が940年に命名している。
