ニッポーキング
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| 性別 | 牡 |
|---|---|
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 品種 | サラブレッド |
| 生誕 | 1973年3月29日 |
| 死没 | 1987年 |
| 父 | プロント |
| 母 | ミスマルミチ |
| 生産 | 荻伏牧場 |
| 生国 | 日本（北海道浦河町） |
| 馬主 | 山石祐一 |
| 調教師 | 久保田金造（中山） |
| 競走成績 | 24戦11勝 |
| 獲得賞金 | 1億6191万9200円 |
ニッポーキングは日本の競走馬で、セントライト記念やクモハタ記念、安田記念、京王杯スプリングハンデの優勝馬。日本の競走体系が長距離重視であった時代に短距離から中距離で逃げ馬として活躍し、尊敬と嘲笑の念から「マイルの王」と評された。引退後は宮崎県延岡で種牡馬となる。
1975年（昭和50年）6月、郷原洋行が騎乗して札幌の新馬戦を9馬身差で勝ちあがるとイットーの弟として注目を集めた。しばらく休養の後、4歳になると中山の条件特別と東京のオープン戦を連勝し、重賞未勝利ながら4戦3勝で日本ダービーへ挑戦、関東の伏兵として穴人気となって27頭中6番人気になった。
しかしこの1976年（昭和51年）から数年の間、日本の競馬界はトウショウボーイとテンポイント、クライムカイザー（後にグリーングラスが取って代わった）の三強を中心に回り、ニッポーキングは日本ダービーで9着だった。
それでも秋には古馬に伍して京王杯オータムハンデで1番人気に支持され2着。4歳限定のセントライト記念（2400メートル）にはトウショウボーイもテンポイントもグリーングラスも日本ダービー優勝のクライムカイザーもおらず、初重賞勝利を遂げた。これが評価されて、菊花賞ではトウショウボーイ、クライムカイザー、テンポイントに次ぐ4番人気になった。
長距離の菊花賞では13着に大敗したが、中距離に戻った12月のクモハタ記念（1800メートル）では古馬を破って勝ち、その後は中距離に絞って出走した。5歳時には京王杯スプリングハンデ（1800メートル）とオープンのニュージーランドトロフィー（1800メートル）を連勝した。
6歳の1978年（昭和53年）には、東京のオープン戦（1400メートル）を7馬身差でレコード勝ち、安田記念（1600メートル、当時はハンデ戦）を6馬身差で勝ち、函館のUHB杯（1200メートル）でも7馬身差のレコード勝ちで3連勝を収めた。
