ディック東郷

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ディック東郷（ディックとうごう、1969年 8月17日 - ）は、秋田県大館市出身のプロレスラーである。本名：佐藤茂樹（さとうしげき）。「マスター・オブ・セントーン」の異名をもつ。

[編集] 経歴

FMWの練習生を経てユニバーサル・プロレスリングに入門。1991年 6月5日、巌鉄魁（入場時にはなまはげの仮面を着用）というリングネームでMASAみちのくを相手にデビューする。メキシコ遠征後、みちのくプロレスに参戦する。SATOのリングネームでマスクマンとして活動するも、スペル・デルフィンとのマスカラ・コントラ・マスカラ（敗者覆面剥ぎマッチ）に敗れてマスクを脱ぐ。その後、獅龍、テリーボーイと「平成海援隊」を結成。負傷欠場からの復帰に際しディック東郷に改名。「夢狩人」のタッグチーム名で活躍していた船木勝一とTAKAみちのくが合流し、グループ名を「海援隊★DX」に改名。1997年夏　福島県浪江町大会においてスペル・デルフィンとのシングルマッチが「股くぐり事件」（下部参照）として有名になる。1998年にWWF（現WWE）に移籍。「KAIENTAI」として活動。1999年帰国、みちプロを離脱したデルフィンが旗揚げした大阪プロレスに参戦し、2000年に離脱。その後、フリーとして活動する。2004年8月までみちのくプロレスにヒールユニットFEC（ファー・イースト・コネクション）を率いて参。

現在はプロレス学校「SUPER CREW」（2006年12月解散）を経営する傍ら、DDTプロレスリングを中心として活動している。また、仲の良いTAKAが率いているKAIENTAI-DOJOにも参戦しているが、生涯一ヒールを自認している為、ヒールユニットの勤王党と共闘し、TAKAと対立する。かと思えば、古巣のみちのくプロレスで、これまで敵対していたサスケと東北タッグ王座に就いたりもする。突如、新日本マットに参上しCTUとブラックニュージャパンと共闘する。

試合運びと受身の巧さは多くの選手やファンから高評価を受けている。しかし、大一番になると動きが硬くなることがままあり、広くその実力を知らしめるには至っていない。

[編集] 股くぐり事件

かつてデルフィンにマスク剥ぎ、髪切りマッチで連敗し、屈辱を味わされた東郷だが海援隊を結成してからは次第に立場が逆転。1997年夏、福島浪江大会において両者はシングルマッチを行ったが、東郷はデルフィンを全く問題にせず、試合中ダウンしたデルフィンに「俺の股をくぐったら許してやる」とマイクアピール、戦意喪失のデルフィンは東郷の股をくぐり、ゴングが鳴らされた。デルフィンの試合放棄に納得しない観客がスタッフに詰め寄るなど暴動寸前となった。デルフィンはこの後失踪。秘密特訓を経て後の両国大会で東郷をピンフォールし、リベンジを果たす。