テクノポートふくい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
テクノポートふくいは、福井県が関連団体の福井県企業公社と一体となって九頭竜川河口南側の日本海沿岸、三里浜において、福井港を中心とし建設・誘致を進めている工業団地。福井臨海工業団地のこと。
高度経済成長を背景に1972年から企業の工場や事務所を福井県内に誘致しようという目的で造成が開始され、1990年代からはサッカー・ラグビー専用のテクノポートスタジアムをはじめとしたスポーツ・レクリエーション公園を建設するようになり、その一角には民間のホテルが建っている。
2005年に福井港において海外と直接の出入航が可能となったことから輸送コストの削減、原料の輸入および生産品の輸出量増加が期待される。（これまでは、敦賀港で手続きを済ませてから入港していた）
目次 |
[編集] 概要
- 所在地 福井県坂井市三国町テクノポート1・2丁目、福井市テクノポート3丁目
- 総面積 約12.4km2
- 主要施設
- 独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 福井石油備蓄基地
- 三国共同火力発電所、北陸電力福井火力発電所
[編集] アクセス
- 福井市内から車で30分程度
[編集] 周辺施設
[編集] テクノポートふくいスタジアム
テクノポートふくいスタジアムは、このテクノポートふくい総合公園にある北陸地域最大規模のサッカー・ラグビー専用スタジアム。
[編集] 建設の経緯
テクノポートふくいに於けるスポーツ・レクリエーション施設の整備計画の中核として、1994年に建設された。Jリーグのリリースでは単に「テクノポートふくい」とだけ記されるため全国的には「テクノポートふくい」と言った場合このスタジアムの事を指す場合が多い。
現在、このスタジアムをホームスタジアムとするJリーグクラブは無い。又福井県からJリーグ参戦を表明したチームもない事から将来的にこのスタジアムをホームスタジアムとすクラブが現れるかは現在未定であるが、スタジアム自体は現状のままでもJ1規格を満たしており、このスタジアムをそのままJリーグの試合に使用することは可能である。現にジェフユナイテッド市原（当時）が1995年、1996年、1998年に（96年はナビスコカップで）、2001年には横浜FCがテクノポートふくいでホームゲームを開催している。又ワールドカップ2002年大会ではメキシコ代表のキャンプ地としても使用された。
現在は福井県リーグ、北信越社会人リーグを中心として使用されているが、スタジアムそのものとしてはこれらの試合には十分すぎる施設であると言える。
2006年10月、5年後のJ2入り目指すため「福井にJリーグチームをつくる会」がNPO法人の認可を受け、チーム名募集とともに監督や選手を集める活動を開始している。
[編集] 施設概要
- 収容人員：21,503人
- 照明設備：4基
- スコアボード：磁気反転式
- 観客席には屋根が設けられてない
