ジョゼフ・バンクス

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Joseph Banks

サー・ジョゼフ・バンクス（Sir Joseph Banks, 1st Baronet, PRS（1743年 2月13日ロンドン − 1820年 6月19日ロンドン）は、イギリスの博物学者・植物学者。ジェームズ・クックの最初の航海（1768 - 1771年）に同行、75生物種がバンクスに名前を付けられ、ユーカリ、アカシア、ミモザを紹介した。

植物属バンクシアは彼の名に因む。

[編集] 略歴

1743年、ウィリアムと、サラ（ベイツ）バンクスの子として裕福な家庭に生まれ、ハーロー校、イートン・カレッジで学んだ後、オックスフォード学生時の1760年代に植物学に興味を持つ

卒業後植物学者になり、ニューファンドランド・ラブラドール州の動植物について、リンネ分類した本を出版
間もなく王立海軍の南太平洋科学調査に行くエンデバー号に同行（1761−1771年、ジェームズ・クックの最初の南太平洋航海）、この航海は、ブラジル、その他の南アメリカ、タヒチ、ニュージーランド、オーストラリア東岸に至り、クックはオーストラリア東岸の沿岸地図作製、今日のシドニー近郊ボタニー湾と、グレートバリアリーフ発見後に沈没した船の修理を17週間行った、クイーンズランド, クックタウンに上陸
このオーストラリア滞在中にバンクスは、スウェーデン植物学者ダニエル・ソランダー、フィンランド植物・博物学者 Herman Spöring と共にオーストラリア大陸最初の植物種のコレクションを行う
ブラジル滞在中は、ブーゲンビリア（名前は、フランス人：ルイ・アントワーヌ・ブーゲンビルに因む）の最初の科学的説明をした

その後1778−1820年、王立協会の代表を務める

彼は離英前にフリーメーソンに参加、ニュージーランド・オーストラリアに立った、最初のフリーメーソン
1779年、結婚、妹の Sarah Sophia Banks と同居を続ける
1797年、正式に英国王ジョージ3世のアドヴァイザーになる
ロンドンで77歳で死去

[編集] 地名

ニュージーランド南島のバンクス半島、ヴァヌアツのバンクス諸島、カナダ・ノースウエスト準州のバンクス島

オーストラリアでは、キャンベラ郊外のバンクス、シドニー郊外バンクスタウンは彼の名前に因む

[編集] 参考文献

An excellent and finely detailed biography of Banks was written by Patrick O'Brian. O'Brian based his characters Joseph Blaine and Stephen Maturin both to some extent on Banks (in the Aubrey–Maturin series of novels).

O'Brian, Patrick. 1987. Joseph Banks: A Life. The Harvill Press, London. Paperback reprint, 1989. ISBN 1-86046-406-8
Sex, Botany & Empire: The Story Of Carl Linnaeus And Joseph Banks. Columbia University Press. Patricia Fara. ISBN 0231134266　ジョセフ・バンクスの功績と、カール・フォン・リンネとの関係についての短編
Gascoigne, John, Joseph Banks and the English Enlightenment: Useful Knowledge and Polite Culture, Cambridge University Press, Cambridge, 1994. ISBN Hardback
Gascoigne, John. 1998. Science in the Service of Empire: Joseph Banks, The British State and the Uses of Science in the Age of Revolution. Cambridge Universtiy Press. (cloth)
Lysaght, Dr. Averil M., Joseph Banks in Newfoundland and Labrador, 1766. ニューファンドランド滞在時の、バンクスの日記と他の文書のコレクション