ジェラシー (テレビドラマ)

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ジェラシーは、1993年 1月6日から同年3月24日まで日本テレビ系で放送された連続ドラマ。

放送時間帯が22時台という事からか性的描写・暴力的な描写なども多かった。１話目が放送される予定だった1月6日に皇太子殿下徳仁親王の婚約内定などの特番が組まれ、放送日が変更になるという事態も起こった。

それまでクールな悪女役が多かった黒木瞳だが、ここで演じる役は今で言うならストーカーそのものである。

[編集] あらすじ

1984年の夏、大学病院に勤務する精神科医、尾崎真人の元を佐藤夕子という22歳の女性患者が訪れた。治療を続ける内に二人は次第に惹かれ合い、クリスマスイブの夜に結ばれる。

大学の同級生であり親友でもある長谷川康智の「医師としての立場を弁え患者とは距離を保て」という忠告も耳に入らない程に夕子を愛した尾崎だったが、常人の理解を超えた独占欲と嫉妬心を持つ夕子の異常な言動に辟易した尾崎は、交際開始から1年後に別れを切り出す。

しかしその翌日、大学病院へ押し掛けた夕子は衆人環視のさなか尾崎の目の前で手首を切りつける…。この事件が元で大学病院を追われた尾崎は父の協力もあり広尾にメンタルクリニックを開業。評判は上々で著名人としてマスコミをにぎわす様になった。大学時代の恩師であり夕子の件で庇ってくれた杉村院長の娘、美紀とは次第に愛をはぐくんで事件から7年目に婚約。同時に院長から大学病院への復帰を請われる。

結婚式を直前に控え何もかもがうまく行く様に見えた冬のある日、クリニックに吉岡夏乃という若い女性が現れる。夏乃の訴える症状はかつての夕子にあまりにも酷似していた…。その直後に夕子に再会。結婚して子供もいるという夕子は夏乃の姉だった。

同時に大学病院に現れたエリート銀行員、宮坂隆夫。杉村院長の経営方針の甘さから経営が難航している病院を乗っ取ろうと内部の反逆派と手を組んだ者だった。冷酷な性格の宮坂は7年前に夕子と結婚。家庭内でも非情な暴力を振るう男でもあった。宮坂によって歪められた夕子は尾崎を憎み婚約者の美紀に嫉妬する。夏乃を引き連れて筋違いな復讐を開始する…。

夕子が無類の花好きという設定で番組中に花言葉が登場。ちなみに黄色のバラの花言葉は「嫉妬」。