シンコウキング

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シンコウキング
性別	牡
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1991年 4月24日
死没	生存中
父	Fairy King
母	Rose of Jericho
生産	ロンコンリミテッド &スウェッテンハムスタッド
生国	アイルランド
馬主	安田修
調教師	藤沢和雄（美浦）
競走成績	中央26戦8勝海外1戦0勝
獲得賞金	2億9802万9000円
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シンコウキングはアイルランド生まれで日本で調教された競走馬である。1997年の高松宮杯を制した。半兄にエプソムダーピーを勝利したドクターデヴィアスがいる。

[編集] 極端なインブリード

シンコウキングは、ノーザンダンサーの37.5％と言う極端なインブリードを持って1991年 4月24日に生まれた。この様な配合は今では稀で、日本では英ダービー馬・ストレイトディールの37．5％を持つスルガスンプジョウ位である。この極端なインクロスの悪影響か気性は最悪で、藤沢和雄厩舎御用達騎手では名手・岡部以外に乗りこなせる騎手が居なかった程であった（その証拠に、1997年のスワンステークス・マイルチャンピオンシップでは、岡部はもう一頭のお手馬・タイキシャトルでは無くシンコウキングに騎乗している）。

[編集] 戦績

1994年 7月、日本ダービーの終わった頃にデビュー。10月に福島競馬場の未勝利戦を勝ち上がる。その後は安定したレベルで勝ち負けを繰り返し翌1995年の有馬記念の前日のクリスマスステークス（オープン特別）を勝利する。

1996年、長期休養の後スワンステークスで復帰し4着。その後中1週で富士ステークス（当時はオープン特別）を勝利し連闘でマイルチャンピオンシップに出走する。かつての同馬主同厩舎のシンコウラブリイに似たローテーションだったこともあり、穴人気になったが6着に敗れた。しかし、次走スプリンターズステークスでは3着と好走する。

1997年は3月のマイラーズカップから始動し5着、その後阪急杯7着、シルクロードステークス3着を経て、5月の高松宮杯で念願のGIを制覇する。秋はスワンステークスとマイルチャンピオンシップに出走したが大敗。香港に遠征し香港国際ボウルで3着に入りこれ最後に引退した。

[編集] スパイク鉄疑惑

シンコウキングが高松宮杯勝利した後、ある写真週刊誌でシンコウキングが規定違反のスパイク鉄を使用しているとの写真付記事が掲載された。

その写真を見ると確かに蹄鉄に10cm程の何か付いているように見えていた。結局それは跳ね上がった芝であったことが判明した。そもそも、スパイク鉄のスパイクがそんなに長いわけがなく、競馬を知らない記者が憶測で記事を書いたというのが真相のようであった。

[編集] 引退後

引退後は種牡馬となったが、日本ではノーザンダンサーの血が強すぎる血統故に余り評価されず人気が無かった為、ニュージーランドへのシャトル種牡馬となった。しかし、現地でGI馬を輩出し大人気種牡馬となった為、正式にニュージーランドへ輸出された。

シンコウキングの血統　（ノーザンダンサー系／Northern Dancer 2×3=37.50%）
父 Fairy King 1982 鹿毛	Northern Dancer 1961 鹿毛	Nearctic	Nearco
			Lady Angela
		Natalma	Native Dancer
			Almahmoud
	Fairy Bridge 1975 鹿毛	Bold Reason	Hail to Reason
			Lalun
		Special	Forli
			Thong
母 Rose of Jericho 1984 鹿毛	Alleged 1974 鹿毛	Hoist the Flag	Tom Rolfe
			Wavy Navy
		Princess Pout	Prince John
			Determinded Lady
	Rose Red 1979 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Cambrienne	Sicambre
			Torbella F-No.1-t