シビル・トレローニー
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シビル・トレローニー(Sybill Trelawney)は、J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッター」に登場する魔女である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 登場巻
[編集] 外見
痩せていて大きな眼鏡をかけていて霧のかなたから聞こえてくる声で話す。
[編集] 人物解説
ホグワーツ魔法魔術学校の占い学教授。魔法界では有名な預言者のカッサンドラ・トレローニーの曾々孫。ホグワーツでは普段、自分の教室がある北塔の最上階（屋根裏部屋）に篭りきりで、階下に降りてくることは滅多にない（本人いわく「俗世に下りると予言者としての心眼が曇る」ため）が、第6巻では学校の警備が強化されたため、大広間に姿を現した。
普段は様々な道具を使って未来を予言するが、そのほとんどは当たっていない（マクゴナガル先生によると、毎年一人の生徒の死を予言してるが、当たったことはないらしい）。未来の自分の姿を見たと称して大広間に下りてきたり、思いがけない出来事に驚いたりして、たびたびハリーやマクゴナガル先生に突っ込まれている。 しかし自分自身には予言の才能があると信じており、優れた悲劇の予言者を演じ「予言が出来ないかのように振舞う」ことも少なくない。 ごく稀に普段の人格が意識を失うことがあり、そのときは荒々しい太い声で“本物の予言”を宣託する。
客観的には“本物の予言”を告げるトランス状態を除いて、予言の才能などないごく平凡な魔女である。ケンタウルスのフィレンツェには「予言と呼んでいる自己満足の戯言に、大方の時間を浪費している」と評されている。
第5巻では、アンブリッジが高等尋問官として彼女をホグワーツから解雇し追い出そうとした。しかしダンブルドア校長が、アンブリッジに解雇の権限はあってもホグワーツから追い出す権限はないとしたため、引き続きホグワーツ城で生活することとなった。 その後第6巻で復職したが、彼女の代用教員であったフィレンツェが以前の生活に戻れない状態のため、占い学の授業を二人で分担しており、占い学の授業が自分ひとりに任されないことへ不満を抱いている。
ハリーが生まれた年にホグワーツの教職を志望し、面接の際ダンブルドア校長の前でヴォルデモートを倒す者が生まれるという“本物の予言”を行ったが、セブルス・スネイプに盗聴された。ダンブルドア校長が彼女を教員に採用したのは、実は占い学を生徒に教えるためではなく、ヴォルデモートにとって重要な予言を行った彼女の身をヴォルデモートから護るためである。しかし本人には“本物の予言”の記憶がなく、自身の重要性および危険性についてはまったく気づいていない。
他に3巻でワームテールが闇の帝王の所に戻ることや6巻で死喰い人が学校に襲撃することなど予言している。
[編集] 映画
映画ではエマ・トンプソンが演じる。4作目では登場しないが5作目では登場する予定。
