コロネル沖海戦

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コロネル沖海戦

戦争: 第一次世界大戦

年月日: 1914年11月1日

場所: チリ、コロネル沖

結果: ドイツの勝利

交戦勢力

ドイツ

イギリス

指揮官

マクシミリアン・フォン・シュペー中将

クリストファー・ジョージ・フランシス・クラドック少将

戦力

装甲巡洋艦2、軽巡洋艦3

装甲巡洋艦2、軽巡洋艦1、仮装巡洋艦1

損害

沈没艦なし

装甲巡洋艦2沈没

第一次世界大戦の海戦
ゲーベン追跡戦 – ヘルゴラント・バイト海戦 – コロネル沖海戦 – フォークランド沖海戦 – ドッガー・バンク海戦 – ユトランド沖海戦 – オトラント海峡海戦

コロネル沖海戦は第一次世界大戦でのドイツ海軍とイギリス海軍との間の海戦。

ドイツは中国の青島に日本ではドイツ東洋艦隊として良く知られる巡洋艦戦隊(German East Asia Squadron)を置いていた。開戦時、ドイツ東洋艦隊の艦艇は各地に分散しており、1914年8月13日、パガン島に軽巡ライプチヒを除く主力が集結した。シュペー中将は南米経由で本国へ戻ることときめ、インド洋へ向かう軽巡エムデンと別れ、14日装甲巡シャルンホルスト、グナイゼナウ、軽巡ニュルンベルクはパガン島を離れた。途中、軽巡ライプピチ、ドレスデンが合流した。

一方、イギリス海軍はクラドック少将麾下の装甲巡グットホープ、モンマス、軽巡洋艦グラスゴー、戦艦カノーパス、仮装巡洋艦オトラントからなる艦隊をドイツ艦隊捜索に当てていた。

11月1日、両艦隊はチリ、コロネル沖で交戦した。イギリスの戦艦カノーパスは別行動をとっており、海戦には間に合わなかった。

16時17分、シャルンホルストがイギリス艦隊の煙を発見した。18時40分に戦端が開かれ、戦闘はすぐに一方的な展開となった。19時57分、グットホープが沈没しクラドック少将も戦死した。その後モンマスも沈没。グラスゴーは逃走した。なお、オトラントは戦闘に参加していない。

この海戦はシュペー艦隊の完全な勝利に終わった。だが、この後シュペー艦隊は1914年12月8日フォークランド沖海戦で巡洋戦艦を含むイギリス艦隊と交戦し壊滅する。