クロースアップ・マジック
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クロースアップ・マジック(Close-up Magic)は1~10人ほどの少人数でマジシャンと観客が至近距離(最低で30cm程)で向き合うように行い、トランプ、コイン、シルクなどを使う小さいスタイルのマジックである。英語の Close は「近い」を意味し「クロース」と濁らず発音する。
その形態として、路上などで通行人を呼び止めるストリート・マジックや、バーカウンター越しで見せるバー・マジックなどがある。
元来、原始魔術から始まったマジックがステージ興業として発展する以前は、路上や街頭、パーティなどが舞台であり、マジックの歴史において深い影響を与えた。
ステージなどで行うイリュージョンマジックとは反対の位置にあるマジックで日本で受け入れられたのは最近である。しかしマジックに対する驚きはステージとさほど変わらない。
日本では、江戸時代から解説書が発行されるなどしていたが、プロとしてクロースアップマジックを専門とするのマジシャンは少なかった。 日本において、このジャンルの有名なマジシャンでは前田知洋、ふじいあきら等がいる。