ギャラクシーフォース

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この項目ではセガのアーケードゲームについて説明しています。トランスフォーマーシリーズのアニメ作品についてはトランスフォーマーギャラクシーフォースをご覧ください。

『ギャラクシーフォース』 (Galaxy Force) は1988年にセガが発売したアーケードゲームである。体感ゲーム第6弾で、当時のAM1研が製作した。使用基板はYボード(第1作)。水平方向に360度回転する専用の大型筐体を伴ってリリースされた。

最新鋭戦闘機TRY-Zでジェノス恒星系を敵から守るために宇宙を駆け巡る。

[編集] 筐体のバリエーション

スーパーデラックス

　俗に「360度回転する」といわれるのはこの筐体である。実際は、前後15度傾斜、左右はそれぞれ335度、計670度回転する。ただし、この回りすぎる筐体のおかげで、回転部周辺を通る配線が大変痛み易く、よく故障が発生していた。

　ステンレスのパイプをロールケージ状に配した筐体は今見ても斬新だが、現在では、乗員の頭部保護の安全上、再現することは不可能なデザインであろう。

　筐体価格は、当時の時価で500万円前後とされる。参考プレイ料金は1ゲーム300円（500円の連続投入で2ゲーム）。

デラックス

　筐体の大部分がプラスチック成形になっており、モニタも小型化され、スーパーデラックス筐体より小ぶりになっている。多少、筐体の機能が制限されている(左右方向への回転は制限されている)。

　筐体価格は、当時の時価で約330万円程度とされる。プレイ料金は、200円設定が大半だった。

アップライト

　欧米でよくあるアップライト筐体のスタイルになっている。主に海外向けで、国内では見かけなかった。東京ディズニーランドには、TDL指定デザインの筐体にコンバートした上で、アップライト版が稼動していた。一部、通常のビデオゲーム筐体に内蔵している事例があるとされるが、これは、アップライト筐体をベースに製作したと思われる。

　筐体価格は、当時の価格体系からすると100万円～200万円程度だと思われる。

なお、筐体の違いによるゲーム内容の違いなどは無い。

[編集] その他

発売直後にバランスと永久パターンを修正したIIが発売された。

　(4面でループ→5面＋隠し1面で1周ENDに変更された)

マイケル・ジャクソンは旧来のセガファンで、彼が来日した際にセガ本社を訪問。その際に本作を大型筐体仕様でプレゼントしたという逸話がある。
日本で最後に現存したのは、九州のスペースワールドに長年設置されていたもの(SDX筐体)。現在は、セガ社の業務用ゲーム機製造部門に保管されている実機を除き、セガ社が管理する筐体は国内に現存しない。
数多くの移植版を手がけたCSK/CRIが開発資料として確保した筐体はアップライト版である。
量産品としては、コントロールスティックがサイドスティック配置の体感ゲーム機はこれとメタルホーク(ナムコ/1988)のみである。