キャディラック・アランテ
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アランテ (Allanté) は、ゼネラルモータースがメルセデスの販売していたSLの対抗馬として1987年から1993年まで製造販売した2人乗りオープンカー。キャディラックブランドとしては初めて超高級ロードスター市場(ultra-luxury roadster market)を狙った試みでその販売価格は1170万円（ハードトップ付き）
エクステリアデザインはイタリアのピニンファリーナによるもので、加えてエクステリア／インテリアの組み付けも同社で実施された。そのためのボディ輸送は航空機によって行なわれ、広告ではそれを「世界一長い自動車製造ライン」と呼んだ。
エンジンは当初アルミ製OHVポートフューエルインジェクション付4.1リッター HT-4100 V8、1989年には同型新バージョン4.5リッター HT-4500 V8となる。1993年式として1992年に新設計の横置き295馬力V型8気筒DOHCノーススターエンジンを搭載し信頼性を上げた。しかしながら、1992年の米国カーアンドドライバー誌ではジャガーXJS V12コンバーチブル、メルセデスベンツ300SLと比較してハンドリングに難があることが指摘される。FFレイアウトのためといわれる。この後すぐに競合車種の販売価格はより高く設定されたという。後継車種はXLR（コルベットC6とプラットホーム共用）。 こちらもアランテ同様、日本での車両本体価格が1000万円を超える高級車である。
